テレビ朝日の玉川徹氏が4月4日、コメンテーターを務める情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」(同局系)に出演。過去の取材映像が流れ、その勇ましい姿が視聴者を驚かせた。
番組では、玉川氏が追いかけている国家公務員宿舎問題を特集。都心の一等地にありながら、格安家賃はおかしいのでないかと玉川氏は疑念を持ち、20年前から取材を開始したという。特集の前半では、2002年に放送された国家公務員宿舎に住む高級官僚に直撃する玉川氏のVTRが流れた。
その玉川氏の姿の勇ましいこと。インタビューに無言を貫き、走って逃げる国家公務員を追いかけ、「7万円くらいのところに住んでいるのはどういうお気持ちでしょうか?」「ありがたいと思っていらっしゃいますか?当然だと思っていらっしゃいますか?」と直球質問。相手が速度を上げると、玉川氏も負けずに加速。「なんで、走るのでしょうか?」と追撃を止めなかった。
玉川氏の勇姿を見た視聴者は「玉川さんの走り、いいなー」「足速い!」「若いし、熱い!」と大絶賛。これまではコメンテーター席に座って物を言うイメージが強かっただけに、取材相手を猛スピードで追いかける姿は新鮮だったようだ。
玉川氏といえば、舌鋒鋭いコメントとともに〝熱量〟の高さも武器だ。22年9月の同番組での事実誤認発言で謹慎する前は、長期に渡ってコロナの危険性を熱弁。煽りすぎとの批判もあったが、感染症のリスクを広く世間に啓発する役目を果たした。
長らく「モーニングショー」のレギュラーコメンター席を離れていたが、4月から本格復帰。一部メディアによると、討論番組「朝まで生テレビ」(同局系)への出演プランも浮上しているという。
「事実誤認発言以降、影が薄かった玉川氏ですが、4月の本格復帰以降、勢いを取り戻しそうです。武器はコメント力や熱量だけでなく、今回の国家公務員宿舎問題のように長年の取材の蓄積もそうでしょう。現在は休止されているようですが、玉川氏が独自に追及する『モーニングショー』の『そもそも総研』では、健康をはじめ、さまざまなテーマに切り込んでいきました。これまでの取材テーマの1つひとつが玉川氏の〝独自コンテンツ〟となり、今後も強力な武器となるはずです」(週刊誌記者)
失言さえなければ、完全復活間違いなしだ。
(石田英明)