元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂が2月17日、金曜コメンテーターを務める情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)に出演。米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平の二の腕を女性の体のある部分にたとえ、スタジオを困惑させた。
番組では、3月に開幕する野球の世界一を決める国際大会・WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)を特集。その中で侍ジャパンのメンバーとして出場する大谷の肉体改造を取り上げ、鍛えられた二の腕がVTRに映し出されたときだった。
一茂は「これ、腕まわり、50(センチ)近くある? 50近くあるよね。50近くといったら、細身の女性のウエストくらいでしょ」とコメント。一茂の発言にアシスタントを務める同局・八木麻紗子アナは驚いた表情を見せた後、苦笑。一茂は「そういうこと言っちゃ、いけないのかな。それは大丈夫ですね?」と確認すると、メインキャスターの羽鳥慎一アナは「大丈夫かどうかわかりませんが、一茂さんは通常よりハードル下がりますから」と〝一茂基準〟があることを明かした。一茂は「そうですか、そうですね、無知ですから僕は」と自虐してみせた。
1月20日の放送回でも、一茂は「化粧品売り場の人って、きれいな人が多いから、ついつい行っちゃいそう」「女性はコラーゲンを多く含んでいるからというと、だいたいみなさん、お食事行ってくれますね」などと問題発言をしていた。
「同番組での一茂は言いたい放題で、ときには〝アウト〟と思われる発言もあります。ただ、〝お坊ちゃまキャラ〟でもあり、何を言っても仕方がないと思われているフシもあります。羽鳥アナもそれを見越して『通常よりハードルが下がる』と独自に判定しているのでしょう。ある意味、一茂の発言に匙を投げていると感じます」(テレビ誌ライター)
女性視聴者は離れるかもしれないが、今後も〝一茂節〟が続きそうだ。
(石田英明)