12月に厚生労働省が発表した「人口動態統計」(速報)によれば、2022年1月から10月の出生数は66万9871人。前年比で3万人以上少なく、統計を取り始めた1899年以降で過去最少となる「80万人割れ」が確実視されている。
そんな中、注目されているのが芸能界の出産ラッシュだ。芸能記者が語る。
「2022年8月には女優・大島優子さんが第一子妊娠を発表。11月には松坂桃李さんと結婚した戸田恵梨香さんも妊娠を発表。年明けにはタレントの丸山桂里奈さんが出産予定となっています。お笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建さんの妻・佐々木希さんは11月に『第二子を授かりました』とインスタで報告。2023年にはおめでたいニュースが続きそうです」
カリスマ占い師は別の視点から出産ラッシュを予言していた。ゲッターズ飯田氏は12月10日放送のラジオ番組「田中みな実 あったかタイム」(TBSラジオ)で2023年が卯年であることに触れてこう語っていた。
「ウサギってもともと多産って、子供をたくさん産める生き物」として、「(2022年の)年末くらいから今、結婚ブームきてます。だから来年、みなさん子供たくさん産めるので」「来年はお子さん産む方がすごく一般の方でも多くなる」とベビーブームの到来を予告。パーソナリティーの田中みな実も「ああ、そう」と納得した様子だった。
2023年4月には出産育児一時金が42万円から50万円に増額されるなど、国を挙げての少子化対策に注目が集まる中、社会部記者はこんな期待を寄せる。
「正直、8万円の増額で出生数がアップするとは思えませんが、芸能人の出産ラッシュは大きな効果を生みそう。というのも、コロナ禍の出産に関して、『分娩時のマスクが苦しかった』『陣痛が来た時に産婦人科が受け入れてくれなかった』など、ネガティブな情報が多く出回っています。中にはコロナワクチンと流産の関係を指摘するデマも流れ、産み控えとも言うべき風潮をもたらしています。芸能人の方がきちんとした情報を発信することで、コロナ禍の妊活に対する理解が深まるのではないでしょうか」
卯年のベビーブームとなるか。