タレントの長嶋一茂が10月7日、金曜コメンテーターを務める「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)に出演。10月11日(東京都は20日)から始まる「全国旅行支援」に注文をつけた。
全国旅行支援は、コロナ禍で影響を受けた観光産業の回復を目的とした国の補助金事業。代金割引とクーポン配布で、1人あたり最大1万1000円が助成される。条件は新型コロナワクチン3回接種、または陰性証明だ。
一茂はこの条件について、「コロナ対策で、ワクチン3回接種で陰性証明はどうなのか?」と問題提起し、「ワクチン3回打ってない方もいらっしゃると思いますし、(PCRや抗原)検査も面倒くさいと思う人もいるのかな」と投げかけた。
ちなみにゲスト出演した航空・旅行アナリストによると、旅行業界、観光業界では条件なしで全国旅行支援を行ってもよいのではないかという声が多い、とのこと。
一茂の注文は〝条件〟だけにとどまらず、「個人的にはマスク、これだけ(マスクを)しているところは世界中で日本だけなんで。外しても風潮的に後ろ指を指されないような雰囲気にしたい」と〝脱マスク〟を要望。続けて「いまだにマスクしてないと『えっ!』となるところある。でも、したい方はそのまま続けていただいてもいい」と持論を展開した。
子供のマスクについても〝表情の変化がわからない〟と言い、「たとえば、小学校3年生の子が、いまだに担任の先生がマスクを外したらわからないという子がいるんだよね」と苦言を呈した。「マスクしないで食事したほうが美味しいよ」とマスク会食、黙食にも異議を唱えた。
ネット上では「ワクチンや検査が面倒くさいなら行くな!」「人混みでマスクは当たり前」といった反論もあったが、「一茂、たまにはいいことを言う。マスクは日本だけ」「一茂の言う通り」「くだらない対策は不要」などと、一茂を支持する声が多く見られた。
「一茂は7月29日の同番組の放送でも、新型コロナのBA.5は感染力が強く、マスクやワクチン、行動制限は有効ではないと力説していました。今回はその流れでマスクや旅行条件も必要ないと説いたのでしょう。また、一茂は今年の夏休みに大好きなハワイに行ったとの噂も流れました。ハワイではマスクをする必要もなく、日本と違った解放感も味わえたはずです。岸田文雄首相は10月3日の所信表明演説で『屋外でのマスク着用は原則不要』と強調しましたし、もともとマスク着用は任意。しかし、日本人のほとんどはいまだに屋外でもマスクを着用しており、同調圧力もある。そんな状況に一茂は嫌気がさしているのでしょう」(週刊誌記者)
一茂の〝脱マスク〟の呼びかけは浸透していくか?
(石田英明)