イギリスで10月6日に出版される告発本「廷臣たち:王冠の裏に隠された権力」(※原題 Courtiers: The hidden power behind the crown)を巡り、またもやヘンリー王子とメーガン妃の周囲が慌ただしくなってきてた。
同著を書いたのは英ロンドン・タイムズ紙の王室担当記者。夫妻が2020年にカリフォルニアへ移住するまで2人に仕えたケンジントン宮殿の元スタッフたちに徹底取材し、その多くが実名でエピソードを明かしているという。英王室ウォッチャーが語る。
「出版についてイギリスで大きな話題になっており、先日『タイムズ』紙が内容の一部を公開しています。そこには、メーガン妃は自分の希望通りにことが進まないとスタッフに当たり散らし、週末もひっきりなしに電話でクレームを入れ、スタッフたちはその言動に憔悴する毎日だとあります。当時、メーガン妃のスタッフは自分たちのことを、王子の称号からとった『サセックス・サバイバークラブ』と呼んで自虐していたのだとか。本が出ればメーガン妃のいじめ問題が再燃することは間違いないでしょう」
さらに2017年の婚約発表についても、メーガン妃がヘンリー王子に対し「交際を公表しないと別れる」と恫喝し、破局を恐れた王子が交際をオープンにしたこと。18年10月、夫妻が外遊でオーストラリアを訪問した際、メーガン妃は多くの人と握手して引き回されたとして「これで報酬がもらえないなんて信じられない」とぶんむくれたことなど、仰天エピソードが満載だという。さらに、夫妻は王室離脱の半年前にはすでに2人のドキュメンタリーを手掛けるNetflixやポッドキャスト番組を独占配信するSpotifyとの巨額契約を交わしていたことなどが、証言者によって詳らかにされるという。
そんなお騒がせのメーガン妃だが、28日には英紙「ミラー」が、「夫妻が英国滞在時のボディーガードは殺人未遂で有罪判決を受けた元警察官だった」と報道。記事によれば、夫妻がエリザベス女王国葬のため英国に滞在中、男性ボディーガードが運転する車で移動していたが、なんとその男性は元妻の首を絞めた罪で有罪判決を受けていた。つまり〝殺人未遂犯〟だったというのである。
「同紙によれば、男性は治安判事裁判所で12週間の執行猶予付きの懲役刑を言い渡され、その後警察を退職。UAE王室など超VIPのボディーガードを務めていたそうですが、もちろん、そんなことは夫妻が知る由もないはず。その他にも、エリザベス女王崩御後、王室メンバーを紹介する公式サイト『ザ・ロイヤル・ファミリー』に、夫妻の名前がアンドルー王子のすぐ上に配置され『降格』と報道されるなど、とにかく些細なことでもこの夫妻については話題になる。つまり、良くも悪くも、2人はイギリスが生んだ大スターだということです」(同)
ハリウッドでは“大スター”になり損ねたメーガン妃だが、まさかこんな形でその座を射止めるとは‥‥。運命とは皮肉なものである。
(灯倫太郎)