小倉ゆうかが続くか!? 実は中華圏に進出している芸能人

 マーケットとしては北米や欧州よりも巨大な中国や香港などの中華圏。先日、格闘家・朝倉未来との破局が伝えられたタレントの小倉ゆうかは中国語を学ぶためにシンガポールに移住したことをSNSで報告。同じくタレントの小島瑠璃子も以前から中国語のレッスンを受けていることを番組などで明かしている。

 日本人には同じアジアゆえに欧米よりも敷居が低く、「えっ、この人も?」という人気芸能人も数多く進出。例えば、事務所独立トラブル以降はテレビドラマ出演が遠のいている、のん(能年玲奈)もそのひとりだ。

「18年にロート製薬の人気スキンケアシリーズ『肌ラボ』の中華圏向けイメージキャラクターに起用され、中国全土や香港、台湾でもCMが流れました。その後も中国向けのユニクロのCMにも出演しています。もともと出世作のNHK朝ドラ『あまちゃん』は台湾などで放送されていましたし、日本人の若手女優では抜きん出た知名度と人気を誇っています」(中国在住ライター)
 
 また、人気アイドルグループ「Tokyo Cheer2 Party(東京チアチアパーティー)」の元センター・中西悠綺は、あのチャン・ツィーなどを輩出した北京の国立演劇大学「中央戯劇学院」に入学。今年公開された中国映画「神奇旅行社」に主演するなど中国では若手女優のひとりとして注目を集めている。
 
「日本人女優が中国映画の主演に抜擢されるのは彼女が初めて。しかも、北京語はネイティブレベルで、本格的な中国武術も学んでいてアクションもこなせる。今後は大陸からのオファーが殺到するかもしれません」(同)

 一方、俳優の綾野剛も2019年公開の映画「破陣子」に出演。日中合作ではない中国製作映画の主演俳優に日本人として初めて抜擢された。南宋の女性と恋に落ちる日本の平安貴族という役どころで、流ちょうな中国語を習得している。国際派俳優への足がかりを掴んだかに思えたが、

「その後の出演はありませんが、今後は中華圏からさらに遠ざかるかもしれません。というのも、中国では薬物事件以上に嫌われるのが性ハラ騒動。東谷義和氏の暴露の真偽は不明ですが、やはり未成年タレント(当時)に対する不適切行為が事実無根であれば、身の潔白を訴えて疑惑を晴らさないかぎり、こちらでの活動は不可能でしょう。忖度しない中国メディアの追及は日本以上に厳しいですから」(同)

 興行収入ではすでにハリウッドを超えると言われる中国映画だが、世界的名声を手にする日本人は出てくるか?

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