広島のコロナ感染が止まらない。18日までに2軍選手26人とスタッフ8人の計34人が陽性となったと球団が発表した。
23日には若手選手主体の「フレッシュオールスターゲーム」が長崎県内で開催され、広島からは森翔平、持丸泰輝、矢野雅哉、木下元秀の4人が選ばれているが森は16日に感染が判明しており、持丸と矢野は1軍選手として試合に出場している。このためフレッシュ球宴の広島からの選手出場は困難な状況だ。
球界OBによると「広島の2軍関係者のコロナ感染がここまで広がった背景には、ようやく外出自粛が緩くなった背景があるのではないか」という。
「他球団はホームゲームの時は家族などとの外食は一応、認められていたが広島だけは球団幹部の『周りに迷惑をかけちゃいかん』という考えで規制が厳しかった。歓楽街からもカープ関係者の姿が消えて飲食店からは『仕事にならない』と嘆く声も多かった」
しかし、5月になってようやくホームゲームでの外食が認められるようになってきた。
「街が小さいので前のように飲み屋街で見かけることは少ないですが外出機会が増えているのは確かです。ただ行動範囲が狭いので、誰かが罹患するとたちまち広がるのは他の球団も同じ。不調でも戦力の入れ替えができない佐々岡監督は頭が痛いでしょうね」
2位のDeNAまで0.5ゲーム差と上がってきただけにここが踏ん張りどころになる。