「火炎放射パワハラ」で大炎上!それでも「ミヤネ屋」が社名を伏せた理由とは

 バスルームへと逃げ込んだ部下に容赦なくペットボトルの水やビールをかける上司。その後、再び現場に戻ると、「ダメです、ダメです!」と逃げまどう部下に、スプレー缶を向け、笑いながら“火炎放射”を浴びせる。さらに上司は「カメラを止めるな、カメラを止めるな」と撮影者に“パワハラ映像”を撮り続けるよう、指示を出す始末だった。
 
 衝撃映像が流れたのは7月7日放送の「ミヤネ屋」(読売テレビ)。「パワハラ訴訟 元上司が“火炎放射”」と題して、ラジオ局で起きたパワハラ問題を取り上げた。

 番組では昨年5月に元上司を相手取って提訴したパワハラの被害者男性を独自取材。彼はカメラの前で「ビールかけくらいだったら我慢して一緒に楽しんでいるふうにしてやり過ごせば…(と思ったが)火炎放射をやられて、さすがにこれは…という感じでしたね。かなり怖かったです」と証言した。2019年、被害者男性が会社に相談し、パワハラ行為が認定されたものの、上司への処分は「出勤停止2日間」というものだった。なお、裁判で上司側は「悪ふざけのひとつとして行ったものであり、職場いじめにあたらない」という主張をしているという。

 冒頭の動画が加害者側から提出された証拠だったことに触れ、司会の宮根誠司は「パワハラとか言う以前に、この人(被害者)ビールかけられて完全にライターで…火をつけて…ねえ?」とアンミカに話を振ると、彼女は「殺害未遂。殺害未遂です。どんなにふざけても火炎放射器は使いませんし、まずこれを裁判所に『ほら、ボクいじめてないでしょ。笑ってます』って出せること自体が常識もないですし。2日しか休ませていない会社の体質を疑います」と憤慨気味に語った。番組ではラジオ局の名前こそ出していなかったが、すでに「週刊新潮」が実名で記事にしていたことから、この“パワハラ上司”の勤務先はすぐに特定されてしまう。

「ラジオ局NACK5の公式Twitterにはコメントが殺到し、《火事です!》《火炎放射ラジオ》《ブラック企業のラジオもう聴きません》といった批判で大炎上。『週刊新潮』がすでに6月30日に報じていましたが、改めて『ミヤネ屋』の影響力の大きさに驚かされました」(ネットライター)

 ワイドショー関係者は、社名を伏せながらも、“火炎放射パワハラ”を取り上げた「ミヤネ屋」に称賛を送る。

「じつはNACK5とミヤネ屋を制作する読売テレビには共通点があります。どちらも読売新聞グループが大株主になっている点。NACK5の訴訟問題を取り上げれば、読売新聞グループにとっても大ダメージにつながりかねない。それでも、今回のパワハラ問題を取り上げたのは、忖度しないワイドショーと知られる『ミヤネ屋』だからこそできたのでは…。NACK5というラジオ局の名を出さなかったのは、ギリギリの選択だったのかもしれません」

 いずれにしても、前代未聞のパワハラ訴訟の続報に期待したい。

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