東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドは5月13日、アトラクションを時間指定で予約することができる有料の新サービス「ディズニー・プレミアアクセス」を19日から導入すると発表したが、これにネット上では懸念の声が広がっている。
「同サービスは『東京ディズニーリゾート・アプリ』を使用して、1施設1人1回につき2000円を支払い、乗りたい時間に順番待ちをすることなくアトラクションを利用できるようになるというもの。対象の施設は東京ディズニーランドの『美女と野獣“魔法のものがたり”』と東京ディズニーシーの『ソアリン:ファンタスティック・フライト』の2つとなります。なお、同じアトラクションを2回以上利用したい場合は1度に複数予約はできず、アトラクションを利用したあとに再度予約が可能となるといいます」(情報誌ライター)
「オリエンタルランドは同サービスの導入により「滞在時間が限られるゲストやパークを計画的に楽しみたいゲストにとって、パークの過ごし方の選択肢が増える」と説明しているが、ネット上では《アトラクションを1人1回予約するのに2000円ってさすがにがめつすぎない?》《入場料は値上がりし続けるし、アトラクションの予約にまで金を取るなんてゲンナリ》《夢の国の中でだけはお金で上下関係をつけないようにしてほしかった》など否定的な意見も少なくなかった。
「ディズニー・プレミアアクセスは現在休止中のファストパスに時間指定を加えた有料版といったところで、今後は様々なアトラクションに適用されるのではないでしょうか。東京ディズニーリゾートはまん延防止等重点措置の解除などにより入場制限を段階的に緩和しており、先日のゴールデンウイークには『美女と野獣』『ソアリン』ともに200分以上の待ち時間が発生していたといいますから、お金に余裕があって順番待ちをしたくないという方には最適なサービスなのではないでしょうか。ネット上では否定的な意見もかなりあるようですが、このサービスを導入してもサービスを利用しない来園者の待ち時間にそれほど大きな影響は与えないと見られ、利用したい人が利用すればいいのではないでしょうか」(前出・情報誌ライター)
とはいえ、ディズニー利用者の格差に悔しい思いをする人も少なくないのかもしれない。
(小林洋三)