2018年の平昌冬季五輪で銅メダルを獲得したノルディックスキー、ジャンプ女子の高梨沙羅が苦しいシーズンを送っている。1月27日、ルーマニアのルシュノブで行われたW杯個人第11戦で7位と、いまだ復調の気配は見えてこない。12日の第6戦(札幌・大倉山ジャンプ競技場)で今季ワーストタイの11位に沈んだときは、本人も「改善しているが噛み合わない」「モチベーションを保てない」と弱気なコメントをしていた。
「『日の丸飛行隊』と呼ばれ、高い技術力を持ち勝利を掴んできた日本のスキージャンプは、勝たせまいとする外国勢によって何度もルールを変更され、その度に成績を落としてきました。今回、高梨が調子を落としているのもそれが理由です。スキー板の長さは選手の体格指数によって決まりますが、今シーズンからまた短くなりました。そのため高梨は飛び方を変えたのですが、まだものにできていないようです」(スポーツ紙記者)
昨年12月1日にリレハンメル(ノルウェー)で行われた個人第2戦では、ジャンプスーツを着用したときの股下が、規定より8ミリ短いとしてスタート直前に失格になっている。このジャンプスーツは11月30日の開幕戦で使用した時には、問題ないとされている。それだけにW杯歴代最多の55勝の高梨を潰すのが目的ではないか、との声まで上がるほどだ。
「高梨は助走の姿勢を変えたり、スタートゲートの座り方を変更するなどスランプ脱出のためにあらゆる手を打っています。ただ、結果が出るのはもう少し先になりそう。考え過ぎるので、いっそのこと彼氏でも作ってみたらどうかという人もいます」(前出・スポーツ紙記者)
高梨は20歳になるのと同時に、服装やメイクに気を使うようになり、10代の頃とは一変。美女アスリートと呼ばれるようになった。せっかく美しくなったのだから、それを使わない手はないということだろう。心身ともに充実した状態で、勝利を掴み取ってほしいものだ。