軍用服のゼレンスキー氏とは好対照!プーチン大統領、160万高級ダウンと800億ヨットの金満ぶり

 3月23日、日本の国会で演説を行ったウクライナのゼレンスキー大統領。この日は軍用の緑のオリーブ色のジャケットを着用。見慣れたTシャツ姿ではなかったが、相変わらずの戦地仕様のラフな格好だった。

 一方、3月18日にロシアで行われた「クリミア併合から8年」を祝うイベントでのこと。同イベントでは、プーチン大統領が演説途中に画面がコンサートの模様に切り替わってロシア国内の体制で“歪み”が生じているのでは?との観測も上がっているが、そういった複雑な問題とは別に、プーチン氏の服装が話題になっている。

「イギリスの『デイリーメール』紙がこの点に注目して伝えたのです。それによると、プーチンが身に着けたダウンジャケットはイタリアの高級ブランドの『ロロ・ピアーナ』のもので、日本円で約160万円もするものだったんです。中に着込んだ白いセーターだけでも37万円相当のもので、両者の好対照ぶりが目立ったというわけです」(週刊誌記者)

 ゼレンスキー大統領のTシャツ姿に関しては、アメリカ議会でこの姿で演説を行ったところ、同国内の著名な投資家が「議会に対する敬意を欠いている」といった趣旨でケチをつけたところ、一斉に世論の顰蹙を買うということもあった。あのラフないで立ちこそが、力による制圧に対抗するシンボルとなっているからだ。

 と思っていたら、プーチン大統領の放蕩が発覚したのは服装だけでなく、イタリアでプーチン氏の保有とみられる豪華ヨットが発見されて、イタリア政府による押収の憂き目に遭おうとしている。

「タックス・ヘイブンで有名なケイマン諸島の旗を掲げて停泊していたこのヨットですが、反体制派の指導者で現在、収監中のアレクセイ・ナワリヌイ氏の財団がヨットの乗員名簿を入手して調べたところ、プーチンの個人警護役やロシア連邦警護庁の複数の人間がこのヨットの管理を行っていたことが分かりました。プーチンは個人の名義で資産を保有しないからこういう形になっていたわけですが、そのヨットは800億円相当のものだということです。財団は経済制裁に即してイタリア当局にヨットを押収するよう働きかけているので、すでに押収されているかもしれません」(全国紙記者)

「デイリーメール」に戻れば、約77万円というロシア人の平均年収を引き合いに出してプーチンの金満ぶりを批判しているが、これではどこぞの国の「首領様」のことのようだと思っていたら、22日にはキエフのアメリカ大使館が「ロシアがウクライナ東部で2389人の子供を拉致した」というウクライナ側の発表があったことを明らかにした。

 もちろんその真偽は不明だが、本当に子供が拉致されたとすれば「ならずもの」っぷりも来るところまで来た感がある。

(猫間滋)

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