「モーニング娘。」元メンバーで、立憲民主党から今夏の参院選比例代表の公認候補に内定していた市井紗耶香が出馬辞退を表明。立憲側は一時、出馬辞退は「聞いていない」としたため、波紋を呼ぶことになったという。
「市井は1月24日、自身のインスタグラムで出馬を辞退すると発表。新型コロナウイルス禍に触れ、『子育てと選挙活動を両立していくことの厳しさも痛感し、こころやからだの健康面をケアしていくことの大切さも気付かされました』と辞退に至った経緯を釈明しました」(週刊誌記者)
市井は2019年の参院選比例代表で旧立憲から立候補したが、落選。昨年夏に次期参院選の公認を受けていた。
「立憲の逢坂誠二代表代行は翌25日の会見で、『党本部としてはまだ本人から直接、話は聞いていない』と困惑。ところが、市井は26日、ツイッターで『大西選対委員長にお会いすることができ直接お話させていただきました』と立憲の大西健介選挙対策委員長と面談したことを明かし、辞退について『ご相談、ご報告は昨年末党本部、前執行部の方々にお伝えさせていただいておりました』と強調しています。どうやら、立憲のほうで市井の辞退の情報を共有できていなかったようですね」(前出・週刊誌記者)
市井に落ち度はないようだが、不思議と去り際がモメる傾向にある。2年前の2020年2月、業務提携していた芸能事務所との契約解除が発表された時もそうだった。
「市井は事務所と業務提携した後、なぜか必要以上に事務所と接触を避けたそうです。ちょうど立憲での政治活動を深めていたころ。事務所側が市井にスケジュールを確認しても『それは機密事項です』といった感じで答えなかったそうです。『機密』とは立憲との機密を指すようですが、これでは業務提携した意味がない。事務所側は困り果て、ほどなくして契約解除の手続きに着手したようです」(芸能事務所関係者)
市井は2000年にモー娘を卒業後、一時休業、芸能界引退、復帰、事務所移籍、政界挑戦、そして出馬辞退と活動が慌ただしい。このドタバタぶりも市井らしいのかもしれない。