ボーナスの季節が到来しても、厳冬回答が続くキー局女子アナは暗い顔ばかり‥‥かと思いきや、なぜかウハウハな御仁も。とりわけフリーアナは、脱げば脱ぐほど金になる「色香スパイラル」が止まらない。果たして、ガッポリ儲けたのは誰なんだ!
キー局局員が打ち明ける。
「正直言って、女子アナの年収は頭打ちですね。TBSは社員が別会社の所属で、給与水準がガクンと落ちましたし、視聴率3冠の日本テレビは年俸制で手当頼み。高給で知られていたフジテレビも社長がリストラを公言する状態で、若手社員の給与水準は落ちている。今後、年収トップの座を明け渡すのは必至で、ますますフジ女子アナのフリー化に拍車がかかりそうです」
そうした中、稼ぎ頭といえば、田中みな実（35）だろう。美しい肢体を武器に、気づけばCM契約料は2000万円とも。大手広告代理店関係者もその金満ぶりにあきれるほどだ。
「田中は2年前に刊行した写真集『Sincerely yours…』が60万部の大ヒットに。印税だけでも1億2000万円稼いで、『年収が局アナ時代の20倍にアップした』と報じられましたが、今や彼女の収入はそれ以上に膨れ上がっているんです」
彼女にとって、「アンダーウエア・ビジネス」が大きな収入源となっているが、
「彼女はアンダーウエアメーカーであるピーチ・ジョンのイメージキャラクターを務めていて、CM契約料だけで2000万円。今年11月には自ら考案したオリジナルのガードルを同社から発売し、来年もオリジナル商品を売り出す計画が進んでいる。宣伝とプロデュースを合わせ、年間5000万円にも上る巨額ビジネスに発展しているんです」
そんな田中について広告代理店関係者は、
「大成できるか未知数の女優業に励むより、今の調子でアンダーウエアを売っていたほうがよっぽど儲かる。企業から代理店に対し『どうしても田中をキャスティングしたい』との『決め打ちオファー』が相次いでいるため、ギャラ単価を上げざるをえない。前例のない伸び率で単価がアップしており、現在の相場は昨年までの年間1500万円から倍増となる3000万円にも急騰中ですが、それでも企業間の競争が収まらない。石原さとみ（34）らトップ女優と同水準の4000万～5000万円に上がるのも時間の問題です」
推定年商は4億円程度。映画主演のギャラはお色香CMの10分の1程度だとか。「お金を取るか、女優にこだわるか」の悩ましき岐路に立っているのだ。
稼ぎ頭の田中に「蓄財術の帝王学」を学んだのが、テレビ朝日・弘中綾香アナ（30）だ。実は昨年6月、田中に勧められ、港区内の約6000万円の投資用マンションを購入したのだ。「完全に見くびっていた」と苦笑いするのは番組スタッフだ。
「あちこちで『東京五輪後にマンション価格が値崩れする』と言われていたこともあり、当初、周囲のスタッフ間では『大損するのでは』との見立てが大多数でした。ところが予想に反して、彼女の買ったマンションの価格は高騰。『マンションを買うならいつでもアドバイスするよ』と勝ち誇っているんです。値上がりにホクホクの弘中アナは『もっと物件を買う』と宣言。少し前までは『夢は革命家になること』としきりに言っていたのが、今では『女子アナ界の不動産王になりたい』と、大きく路線変更しているんです」
手堅さでは弘中アナのほうが上かもしれない。
＊「週刊アサヒ芸能」12月16日号より。【2】につづく
