今さらながら、自分の行動の甘さを痛感してるかも。
ペナントレースの真っ只中の4月30日、千葉ロッテマリーンズが無期限謹慎処分を受けていた清田育宏選手の処分を5月1日に解くことを発表。ところが、普段なら応援してくれるはずのロッテファンも大反発。ちょっとやそっとじゃ収まらない雰囲気だとか。
「昨年の札幌遠征時に球団ルールを無視して不貞相手と会食。チーム内でコロナ感染クラスターが起きて清田選手も感染。しかし、球団には不貞相手と遠征先で会食していたことを隠すという虚偽報告をしていました。それだけでも罪は重いですが、さらに不貞相手も体調を崩すなか、バレることを恐れ病院へ行かないように懇願して保身にはしったことも明らかになってしまった。このことが週刊誌にスッパ抜かれると球界に激震。千葉ロッテも無期限活動停止という処分を下しました。ところが、開幕からたったの1カ月でそれを解除。解除の理由は、新型コロナウイルス感染症の長期化により負担を抱える人々への支援を目的とした基金に寄付を行っているなど、本人に反省が見られるというものでしたが、一度ついた最悪のイメージはその程度で覆るものではありません」(スポーツライター)
一連の不貞騒動と虚偽報告を「軽率な行動」とひと言で表現した清田選手は「今後も反省の気持ちを忘れることなく、自分を律し、チームの勝利に貢献していきたいと思います。この度は本当に申し訳ありませんでした」と謝罪。でも、ネット上には《大方の予想では今季は無理というのが世論だと思うけど どんな顔でチームメイトに顔合わせんだよ》《幾ら何でも早過ぎでしょ。そりゃ批判殺到するわな。無期限謹慎って最低でも1年以上なのかとは思っていましたけどやった事を考えると1年でも短いと思うのにね》《無期限って意味が本当に分かっているのか?ファンを舐めるにもほどがある》《清田に実績があるのはわかる。しかしどの面下げて戻ってこれるのか?》《自分の欲だけを大切にしてしまった清田選手には、もう応援する気持ちはもてませんし、もう試合で観たくはありません》《寄付で許されるなら年俸3年分ぐらい寄付したんでしょうね?》などと、球団の甘い処分への憤りもあってか、予想以上に辛らつな言葉ばかりが並んでいる。
「コロナ禍以降、不祥事を起こしたプロ野球選手への甘い処分が立て続けに浮き彫りになっていますからね。阪神の藤浪投手をはじめとした合コンクラスター、同じく阪神・西投手の遠征先のホテル不貞密会、楽天・則元投手の不貞妊娠騒動、そして清田選手。コロナと関係ないものもありますが、総じて言えるのは自分を律しきれてない選手たちが少しの処分だけでその後は何事もなかったように野球をやっている。我慢、我慢を強いられるだけで経済的にもどんどん困窮していく一般社会の人たちからすれば、理不尽に映るのも仕方がないことだと思います」(前出・スポーツライター)
そういえば、送別会でクラスターを起こすなど官僚や役所関係者たちも口を揃えて「軽率な行動」と謝罪していた。無責任な人間が使う言葉がこちらに伝わってこないのは、やはり理由があるのかも。
(飯野さつき)