言動、行動、すべてにおいて規格外のタレント性でバラエティに出演すれば、まるでハリウッドスターのような立ち振る舞いで目立ちまくり。他の芸能人たちを脇役に押しやってしまうのが、元阪神タイガースのスター選手でメジャーリーガーにもなった新庄剛志。
新庄は昨年12月、プロ野球復帰を目指して12球団合同トライアウトに参加。声をかける球団があるのか注目されたけれど、結果的にはオファーなし。48歳でのNPB復帰は断念することに。そんな新庄が昨年の大みそかに「こやぶるSPORTS大晦日SP」(関西テレビ)で、MCの小籔千豊と対談。でも、ここでの発言に「ガッカリ」「それは言わないでほしかった」と、新庄に対して珍しい批判が…。
「新庄さんはもしオファーが来たら、1年間フルでやるという気持ちで戦ったと言ってましたね。ところがオファーはなかった。小籔さんが『勝手な予想ですけど、オジサマが球団の上にはいっぱいいて、世間を気にしただけちゃうかなと思うんですよ』と言うと『それは物凄くあると思います』と同意してましたね。そして、入団した球団でこれまで培ってきた経験のすべてを(チームメイトに)教えたいとコーチングへの意欲も見せていました。最後には『弱くて人気ないチーム、獲ってくれたらよかったのにね。そんなに怖いですか、僕を獲ることが』と、まるでNPBの各球団が見る目がないような締めの発言をしていました。これが『言わなくていいこと』『自分が好きなだけでイメージ悪い』と世間から批判を浴びる結果になってしまったようなんです」(エンタメ誌ライター)
ネット上では《経営陣より現場がいらないと言ったんだと思う》《力が足りなかったと素直に言ってほしかった》と、オファーがない理由は新庄の勘違いという意見から、《タレントで食べて行ける人より若手にチャンスを与えるのは当たり前》《もし人気のないチームが獲ったら目立つのはアナタだけ。それぐらいわかってるでしょ!》とお叱りに近いコメントまで、自分を肯定するだけの新庄に失望したという声が多かった。
「それだけじゃないんです。実はトライアウトでオファーがないとわかると、すぐに独立リーグの新潟アルビレックスが水面下で入団オファーを出しました。それに対して新庄さんは自身のインスタグラムで『新潟県アルビレックスさん、僕は多分48歳なので、すいませんが』と、まさかの年齢を理由に断りを入れたんです。オファーを一蹴したことでSNSには『新庄に期待していた自分はバカだった』『えっ、48歳でトライアウトを受けたのに年齢で断るの?』『結局、プロ野球に入って目立ちたいだけでしたね』と批判コメントが並んだんです」(前出・エンタメ誌ライター)
小藪との対談で「外野、内野、メジャーで教わった考え、メンタル面を全て教えたいという気持ちがあったんです。そういう面で僕を拾ってくれたチームに恩返しをしたいと本当に思っていました」と熱く語っていた新庄。でも独立リーグには、そこで活躍してNPBへ成り上りたい選手たちがたくさんいるはず。新庄が経験を伝えるには申し分ない場所のはずなのに…。まさか、テレビ中継もない地味な独立リーグからオファーが来るのが想定外だったということ?
(飯野さつき)