「東京五輪」可否の決定は3月!? 無観客開催でも選手村に厳しい禁欲ルールが…

 世界的なパンデミックで1年延期になったオリンピックイヤーはいまだ視界不良。待ちに待ったスポーツの祭典に熱狂したいところだが、ここでもないがしろにされているのが「アスリートファースト」のようだ。

「安全性の根拠が不透明なまま、開催に前のめりなIOCや組織委員会にはガッカリです」

 と、五輪運営の嘆き節を語るのは、スポーツ文化評論家の玉木正之氏だ。五輪開催が既定路線かのように、五輪開催に邁進するものの、海外のコロナ感染状況いかんでは、中止の可能性をはらんでいるというのだ。

「五輪開催の可否を最終決定するのは、3月末になるでしょう。世界中で各種目の最終予選が一段落つく時期になります。今の感染状況が続くようでは海外の選手団の入国も厳しくなる。無理やり開催にこぎつけても、無観客の寂しい五輪を余儀なくされるかもしれません」(前出・玉木氏)

 現在、五輪実施に向けてコロナ対策には万全の体制を整えつつあるようだが‥‥。

「昨年11月に、東京五輪の試金石として、体操の国際大会『友情と絆の大会』が、東京で開催されました。毎日のPCR検査や行動を宿舎と会場の往復のみとする移動制限など、感染対策を実施。結果、誰一人として感染者を出さずに大会を終えましたが、自由を奪われた選手たちのストレスはハンパなかったそうです」(スポーツ紙デスク)

 当然ながら五輪滞在期間中の海外選手の行動は制限される。つかの間の東京観光も許されず、選手村に幽閉されることも避けられそうにない。巣ごもり生活下での唯一の楽しみでもある「夜の国際交流」も禁止の方向で検討されている。

「選手村で、性的行為禁止令が出されそうです。五輪では海外の文化を知るという意味で、アスリート同士の“夜の交流”を推奨してきた。東京五輪でも、選手村のトイレやパウダールームで約16万個の避妊グッズを無料配布する予定でしたが、断念せざるをえないでしょう。選手たちにスマートフォンを配布して、搭載されているGPSアプリで監視することも検討されているので、部屋の往来も難しくなります」(民放局ディレクター)

 コロナ禍の厳しい“禁欲ルール”によって受難の五輪になる海外選手を横目にチャンス到来なのが、我らがホーム開催の日本選手団である。ただし、思いのほかメダル獲得の前評判がよろしくない様子で、

「自国開催ということもあって日本選手団に課せられた金メダルのノルマは30個ですが、半分の15個前後が妥当なところ。金メダルラッシュが起こりそうなのは、団体と個人での初の金メダル2個に期待がかかる大野将平(28)、代表決定戦で24分の大激闘を制した阿部一二三(23)らを擁する柔道ぐらい。あとは、バドミントンの女子ダブルスや東京五輪限定競技になる空手の型も最有力。種目の多さで、大量のメダル獲得のチャンスのある体操では、鉄棒の内村航平(32)ぐらいしか可能性がない」(前出・スポーツ紙デスク)

 とりわけ足を引っ張りそうなのが競泳男子。昨年不貞騒動が話題になった瀬戸大也(26)は、金メダルどころか表彰台すら怪しいと危惧されているのだ。

「以前から『天狗化』が指摘されていて、競泳界で孤立を深めています。マイペースに練習を続けているそうですが、早く復帰会見を開いて国内大会に参加しないと、周囲と自分の差がボヤけてしまう。例年、年末や春先には日本新記録や世界記録に近い数字を出さないと、五輪の表彰台は厳しいと言われているだけに、手遅れにならなければいいのですが‥‥」(前出・スポーツ紙デスク)

 五輪を前に「フルボッコ会見」の開催が待たれる。

※「週刊アサヒ芸能」1月14日号より

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