昨年も2月に歌手の槇原敬之が、そして9月には俳優の伊勢谷友介が違法薬物所持の容疑で逮捕されるなど、クスリをめぐる芸能人の不祥事が相次いだ。
こうした摘発ラッシュは2021年に入っていっそう加速する可能性が高いという。
「東京五輪の開催が予定されており、その前には海外へのアピールも含めて国内の治安強化や風紀の引き締めが予想されます。その一環として大物著名人の逮捕は十分予想されますよね」(大手紙社会部デスク)
そうした中、ここに来て芸能界ではかねてから違法薬物の噂のある“素行不良”の芸能人たちの存在が再びクローズアップされているという。
「世間に対するインパクトという点においては、やはり大物タレントのAと人気女優のBが逮捕されるようなことがあれば、衝撃度大だろうね。A、Bともにテレビなどでの露出も多い人気タレントである一方、いまだに薬物使用の噂は絶えない。このAとBの2人は地元が近いこともあって、警戒心の薄い俳優のC、ミュージシャンのDあたりが捕まれば入手ルートから足がつきそうなところもある。すでに、4人の地元とゆかりのある俳優Eの逮捕で地元の薬物ルートもある程度特定されつつあるしね」(大手芸能事務所のマネジャー)
また、前述の槇原や伊勢谷の関連ルートにも注目が集まっているとか。
「槇原さんと同様、“二丁目界隈”で遊んでいたと言われ、業界内にも人脈豊富なFの存在も無視できない。実際、かなり以前から当局がマークしているようだしね。また、伊勢谷さんのルートだと、やはりかねてから奇行がささやかれていた人気女優のGも何かとんでもない事件を起こす可能性も否定できない。彼女とは飲み仲間の男性タレントのHも薬物の噂が絶えないからね」(前出・社会部デスク)
さらに音楽業界、演劇界に限らず、思わぬ業界から“黒い噂”が持ち上がっているという。
「お笑い業界ですよ。お笑いタレントが違法薬物に手を染めない理由として、『ステージで笑いを取る以上の快感はないから』という見解はよく聞きますが、このコロナ禍でステージに立てなかったストレスから、ついついクスリにハマッてしまった芸人は多いと聞きます。人気芸人Ⅰもその一人で、過去には半グレ連中との交遊関係が取り沙汰されており、実際、2020年には何度か体調不良を訴えることもありましたから。周囲ではクスリ抜きで入院していたんじゃないか、という声も聞かれました」(芸能関係者)
2021年も“大捕り物”が話題を集めそうである。