今年デビュー40周年を迎えた松田聖子が、コロナ第3波の襲来で大ピンチを迎えている。
「『ディナーショーの女王』と言われる聖子。去年は1席5万円という高額チケットにもかかわらず、芸能人最多となるクリスマスディナーショー23公演をこなしていましたが、今年は4公演のみと激減。それに加えてデビュー40周年の今年は、7都市11公演のツアーを行う予定でしたがキャンセルに。『週刊文春』は14億円の損失にあたると報じています。さすがの聖子も、コロナ禍には勝てなかったようです」(スポーツ紙記者)
しかし、松田聖子はピンチにこそ強いとベテランの音楽ライターは語る。
「1985年に俳優の神田正輝と結婚。引退するのではないかと噂されるなか、アルバム『SUPREME』をリリースして大ヒット。さらに出産後も『Strawberry Time』がヒットして“ママドル”として復活。ミリオンヒットに恵まれなかった聖子ですが、1996年リリースの『あなたに逢いたくて』が、通算40枚目のシングルにして初のミリオンセラーを記録。ここぞという時に必ず結果を残すところが松田聖子たる所以です」
ピンチに強いのは音楽活動に限ったことではない。プライベートでも郷ひろみとの涙の破局会見から、たった5カ月後に神田正輝と結婚。アランやジェフなど過去に噂のあった男性が暴露本を出してもどっしりと構え、まったく揺らぐ姿を見せなかった。
「唯一の明るいニュースといえば『NHK紅白歌合戦』への24回目の出場が決まったこと。とはいえ『紅白』は出場回数30回以上の大御所でさえ、ギャラは50万円に届くかどうか。衣装代などはすべて自腹なので、赤字になるケースも珍しくありません。金銭的には焼け石に水でしょう。そもそもアーティスト側からすれば儲けより“ハク付け”の意味合いが強い。コロナ禍の収束が見えないなか、ツアーやディナーショーで回収できるのはいつになることやら…」(前出・スポーツ紙記者)
果たして、コロナ禍の大晦日において松田聖子はどんなサプライズで永遠のアイドルぶりを披露してくれるのだろうか。
(窪田史朗)