連ドラ初主演の吉川晃司、富山県民に愛される男気エピソードとは?

 歌手の吉川晃司がいよいよ連続ドラマで“初主演”を果たす。NHK大河ドラマ「天地人」の織田信長役やTBS系「下町ロケット」の大企業のエリート部長役など、男くさい演技で視聴者に強烈な印象を残してきたが、やはり地上波のドラマでは初主演ということもあって、6月16日スタートの「探偵・由利麟太郎」(フジテレビ系)に注目が集まっている。主演だけでなく、主題歌とエンディング曲も吉川が手掛けるとあって、まさに吉川づくしのドラマとなりそうだ。とくにエンディング曲の「焚き火」はたった2行の歌詞で即興スキャットに挑戦し、本人のコメントによれば「獲物を火で焼きながらウイスキーで体を温めるという、カウボーイのイメージ」とのことで、ネット上では《意味がさっぱりわからん!まずは聴いてくれってことか》《エンディングまで目が離せない作品になりそうだ》と期待を寄せるコメントが殺到していた。

「昭和を代表するミステリー作家・横溝正史が金田一耕助シリーズを手掛ける前に送り出した『由利麟太郎シリーズ』が原作。吉川は志尊淳演じる作家志望の男性と数々の難事件に挑むというストーリーで、“たい焼き警部”を演じる田辺誠一、どんぐりら個性派キャストぞろいで注目度はピカイチ。全5話という短いクールですが、何より緊急事態宣言が発令される前に収録をすべて終えていたのが功を奏しました。他の連ドラが中止や延期を迫られたなか、スケジュールどおりにオンエアできる新作は日本中のドラマファンが飛びつきそうですね」(エンタメ誌ライター)

 全国ネットで放送される同作品について、ある富山県民は「吉川晃司が出るなら絶対に観る、という県民は多いと思いますよ」とその人気に太鼓判を押す。その理由は2011年6月に結婚を発表した愛妻の存在が大きく影響しているという。

「吉川さんは結婚発表の際、『所帯を持ちます。小さな子供がひとりおります』『順序が逆になったことについて言い訳はしません』『筋は通させてください。本当の筋は、これからの歌で通します』とファンクラブ向けのサイトでコメントを発表したように、相手の一般女性が子供を産んでしばらく経ってから入籍しました。奥さんの実家は富山で、この結婚のニュースが流れた際、親族の一人が『オレ、吉川晃司と親戚になったよ』と、街中に言いふらしてしまったため、一部地域では『ああ、あそこの〇〇が吉川の嫁になったか。よかったな』とすっかり知れ渡ってしまったのだとか。その後、吉川さんがお金を出して、奥さんの実家の外壁リフォームなどを行ったことで、吉川さんの株が上昇。富山でシンママとして子供を育てていた奥さんはその後、吉川さんと東京へ。そして、せっかく実家をリフォームしたのに、奥さんのご家族も東京に呼び寄せて一緒に住んでいるそうです。一度、奥さんの実家周辺で聞き込みをしたところ、『吉川こそ男だ』『嫁の家族の面倒まできちんと見てるんだからすごい』という話を聞くことができて、富山の一部地域では“超”がつくほどの愛されキャラになっていました」(芸能リポーター)

 テレビ番組表をチェックしたところ、注目の新ドラマ「探偵・由利麟太郎」は富山県でも6月16日21時から放送される見込み。オリジナリティあふれる楽曲と男気エピソードを追い風に、高視聴率が期待される。

(竹下光)

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