いまだに問題収束の目処がつかない、ナインティナイン岡村隆史の女性蔑視発言。4月23日放送の「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)における「コロナが明けたらなかなかのかわいい人が、美人さんが……」などの一連の発言が猛バッシングを浴びて、4月30日の放送回には相方の矢部浩之が「やってもうたな!」と緊急出演。1時間以上も“公開説教”する事態となった。
ネット上では番組降板を求める声が高まるなど、今後の芸能活動への影響は必至だ。
そんな中、自他ともに認める岡村の“親友”である出川哲朗が5月3日放送の「アッコにおまかせ!」(TBS系)の生放送にリモート出演した。司会の和田アキ子から岡村についてコメントを求められ「今までの中でも1番大きなボリュームで、『お前はバカか』と会ったら言ってあげたい」と明かした。出川が「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)などで無茶ぶりをするスタッフらに吐くお決まりのフレーズを盛り込んだのだが、和田には真意がいまいち伝わらなかったらしく「なんか、ちょっと意味わからないけど」と流されてしまった。
一見すると親友に対する愛のある言葉のようにも思えるが、なぜ、矢部のように強い言葉で「公開説教」ができなかったのか。2人の“密”な関係を知る芸能関係者は「出川さんが岡村さんに“ピンク発言”の件で叱る権利はないのでは」として、こう漏らすのだった。
「岡村さんと出川さんのオンナ好きは有名な話です。今回の問題の発端となったラジオ番組『オールナイトニッポン』では毎年年末に出川さんをゲストに招いて『僕たちのLOVE&〜〜』という企画を行っているのですが、そこで繰り広げられるのは、ほぼピンク遊びの話です。今は行っていないというものの、芸人仲間の間では出川さんはいまだに遊び好きと言われており、そこでの過去の爆弾発言を蒸し返されて、自身にも炎上の火の粉がかかってこないかドキドキしているんじゃないでしょうか」
この「僕たちのLOVE&〜〜」は20年も続く名物企画で、テレビではなかなか語れない“ド下”のネタで盛り上がる。リスナーの受けも好評だったことから、岡村にとっては性産業関連のピンクな話題がオールナイトニッポンにおける“テッパン”ネタになっていた。それが今回の発言の遠因になっていたとしてもおかしくないだろう。
「岡村さんがコロナで困っている女性が性産業で働くことに期待する発言は、軽率だったし許されることではないと思います。その下地を同番組内で作っていた出川さんにも責任はあると思うのですが、今や好感度タレントとしてCMにも引っ張りだこですから、口が裂けても岡村さんを擁護することはできないという事情があるのでは……。出川さんがラジオで性産業をネタにすることは、おそらく二度とないでしょう」(前出・芸能関係者)
内心、「ヤバイよヤバイよ」と思っているのかもしれない。
(金沢伝之助)