コロナ・パニックでガラガラになったスーパーの陳列棚。供給は足りていて、食品はなくならないとわかっていても、そんな売り場を見ると、つい不安になってしまう。
もしかすると、アレの需要が高まっているのでは‥‥。そう、非常食である。
その代表格といえば、カンパン。ヤフオクで検索してみると、この半年で最も高値で落札されたのは、サンリツのカンパン24缶セット。価格は7160円。通常、1缶が200円前後で販売されていることから、それほど需要の高まりは感じられない。
では、カップラーメンならどうだろう。一時、すごい勢いでスーパーから消えて、今も商品棚は寂しげな雰囲気なのだが‥‥。
「メルカリも含めて、ネット中古市場で、さほど高値で売られている印象はありません。実際に、ヤフオクで高値で落札されたのが、日清のカップヌードルBIGの48個セットで1万500円です。スーパーよりは高い値段ですが、コンビニよりは安い。常識的な値段で売られています」(ヤフオクウオッチャー)
この価格を見ると、食品の買い占めは、いかに愚行であったかがわかる。
「ただし、ミリタリー飯は高値が付きます。ヤフオクで米軍のミリ飯12食分が3万6000円になったことがあります。あくまで観賞用で、食べる方は自己責任と注意書きされていますが‥‥」(前出・ヤフオクウオッチャー)
非常時に金儲けするのはよろしくないようで‥‥。