2月4日放送の情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」（テレビ朝日系）で、MCを務めるフリーアナウンサーの羽鳥慎一が東京都練馬区にある遊園地「としまえん」の名前に疑問を呈した。
番組では、としまえんが段階的に閉園するニュースをピックアップ。羽鳥アナは「東京の豊島区、あ、ごめんなさい、練馬区にある遊園地、としまえんですけども、段階的に閉園して跡地に映画『ハリー・ポッター』のテーマパークの建設が検討されていることがわかりました」と説明。どうやら羽鳥アナは、としまえんは東京の「豊島区」にあると思っていたようだ。
その後、ジャーナリストでコメンテーターの青木理氏は「僕がびっくりしたのは、としまえんって練馬区にあるんですね」と打ち明けると、羽鳥アナは「そう、私、さっき、豊島区にあるって言い間違えてから、としまえんはなぜ練馬区にあるのに、としまえんなんだろう」と同調。青木氏は「なぜ『ねりまえん』じゃないのかっていう感じ。それくらいびっくりする」と驚きを隠せないようだった。
「としまえんの公式サイトによると、としまえんは大正15年、当時財界人であった藤田好三郎氏が所有していた土地を、東京の人たちに運動と園芸を奨励するために造成し、一般に公開したのが始まりです。かつて、この土地を治めていた豊島左近太夫景村氏の居城跡にあったことから『豊島園』と命名されました。としまえんの名称は場所ではなく、人名に由来していたのです。ちなみに開園当時は運動場やテニス場、ボート池などを備えた、運動を主な目的とした場所でした」（エンタメ誌ライター）
羽鳥アナや青木氏でも知らなかった、としまえんの由来、なかなかの難問だった。
（石田英明）
