音楽ストリーミングサービス「スポティファイ」が、ペットの孤独を紛らわせる音楽や音声を配信するサービスを開始した。
この新機能は「Pet Playlist」というもので、まずは犬、猫、鳥、ハムスター、そしてなぜかイグアナの5種類のイラストからペットを選ぶ。次に、ペットが「エネルギッシュ」か「リラックス」しているかを選ぶ。さらに、ペットが「フレンドリー」か「シャイ」か、「好奇心旺盛」か「無関心」かを選んだら、最後にペットの写真と名前を入力して終わり。するとアルゴリズムで作成されたペット向けのプレイリストや、飼い主と一緒にいられないペットを落ち着かせるポッドキャストが利用できるようになるというもの。
現在は日本語には対応していないが、前述したようにイラストと簡単な英語のタームを選択するだけで利用可能だ。
新機能の作成にはグラスゴー大学の動物生理学者が関わったが、同大学では犬に各ジャンルの音楽を聴かせた実験の結果を発表していて、それによると、最初はクラシックが犬をリラックスさせる効果を発揮したものの、しだいに犬も飽きてきてレゲエやロックを好むようになったとか。
スポティファイによれば、プレイリストの公開に先立ち、飼い主がペットとどのように音楽を楽しんでいるかをアメリカ、イギリス、オーストラリア、スペイン、イタリアの5カ国のペットを飼っている利用者5000人を対象に調査を行った。そのうち80%は自分のペットは音楽好きと回答したという。なお、53%の人はパートナーとペットのどちらかを選択しないといけない場合にはペットを選択するというのだから、こちらはドキリをさせられる。
(猫間滋)