寺脇研が選ぶ「今週のイチ推し!」アンドロイドのお姉さんのドジな旅行記にホッコリ!!
副題「一筆書きでニッポン縦断」とある通り、JRの片道切符で乗車できる最長区間を旅する試みのことだ。 著名な鉄道旅行作家だった宮脇俊三が1978年に行った旅を綴った「最長片道切符の旅」(新潮社)で...
副題「一筆書きでニッポン縦断」とある通り、JRの片道切符で乗車できる最長区間を旅する試みのことだ。 著名な鉄道旅行作家だった宮脇俊三が1978年に行った旅を綴った「最長片道切符の旅」(新潮社)で...
本号を皆さんが手に取る頃には、自民党の新総裁も、野党第一党である立憲民主党の新代表も決定しているに違いない。しかし、「自民9人の総裁候補の誰が首相になっても頼りない。万一政権交代があった場合の立憲4...
本書の題名を見た途端、腹の立つご同輩が多いに違いない。「バカ老人」と聞けば、72歳のわたしも、正直なところ心穏やかならないものがある。 ただ、そう言う著者も1947年生まれ。今年77歳の喜寿を迎...
聖徳太子、福沢諭吉に続く「一万円札の顔」として脚光を浴びている渋沢栄一については、最近いろんな形でその人物像が語られているから、ご存知の方も多かろう。「前任」の福沢が教育者、思想家として教育、学術面...
太平洋戦争に関する本や研究は、戦後、当事者である旧軍人たちによるものをはじめ膨大な量に及ぶ。わたしもかなりの編数を読んだつもりだが、そこにある記録や回想に触れていくと、この国の意思決定の危うさや軍人...
野村芳太郎という名前は知らなくても「砂の器」(74年)、「八つ墓村」(77年)という大ヒット映画を覚えている方は多いだろう。他にも、若き大竹しのぶが女優賞を総ナメにした「事件」(78年)、緒形拳主演...
山県有朋の名をご存じの方は多かろう。歴史教科書には必ず載っている。しかし、どんな人物かを知っているかと問われると口ごもってしまうのではないか。近現代史をかなり深く学んだという自負心を持っていたわたし...
国立国語研究所は、文部科学省が所管する国語に関する研究機関である。平たく言えば、日本語についての最高の権威を有する研究所だ。文化庁勤務時代、このお堅い機関を監督する立場にあったわたしは、そこに蓄積さ...
なにしろ、20年以来猛威をふるったコロナ禍がやっと収まってきたかと思えば、22年2月に始まったウクライナとロシアの戦争が2年以上過ぎても延々と続いている。そこへ、23年10月のイスラエルを襲うハマス...
著者は、これまで54年間にわたって日本の近代史を熱心に取材し続け、おびだだしい数に及ぶ著作を残してきた。この分野の偉大な先達である半藤一利氏が21年に没した後は、押しも押されもせぬ第一人者と言えよう...