寺脇研一覧

寺脇研「今週のイチ推し!」信念を貫き政権に忖度なし 東京新聞だけが元気な理由

 家で東京新聞を取るようになって18年目になる。きっかけは、07年にこの新聞の紙面批評を1年間担当したことだ。隅々まで読むうち、朝日、読売といった巨大全国紙とはずいぶん違う率直な切り口にすっかり魅せら...

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寺脇研「今週のイチ推し!」安くて美味しい店を網羅!旅のガイドブックに最適だ

 誰しも一度や二度は、「駅そば」のお世話になっているのではないだろうか。  ところが最近、都市部ではホーム上の店が姿を消す傾向にあり、地方では独特の味を誇った老舗の閉店があちこちで取り沙汰され、「駅...

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寺脇研「今週のイチ推し!」当時の芸能界から衝撃事件まで 70~80年代の空気感が蘇る!

 46本のコラムが掲載され、目次で興味のあるテーマを選べば、どこから読んでも楽しめること請け合いだ。73年~89年の世相だけでなく、売れっ子アイドル、ヒットした映画、テレビ番組、音楽を網羅しているので...

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寺脇研「今週のイチ推し!」低年金・低貯蓄の氷河期世代 社会保障等の問題提起は痛烈

 本書によれば、就職氷河期世代とは、バブル崩壊後の景気後退が、新卒採用に大きく影響を及ぼし始めた1993年度の新卒者に始まる。詳しく見ると、93年度新卒から98年度までの6年が氷河期前期世代、99年度...

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寺脇研「今週のイチ推し!」代々の師弟関係の繫がりに伝統芸能の重みを感じる!!

 落語家には、前座(4~5年)→二ツ目(約10年)→真打の階級がある。私が立川談四楼の落語を初めて聴いたのは、二ツ目時代の1980年だった。84年に真打昇進してから、40年余りが経つ。  一方で、小...

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寺脇研「今週のイチ推し!」もやは日常的な韓国文化を中高年ももっと楽しもう!!

 1988年まで韓国では映画、アニメ、漫画、ポップスなど日本の大衆文化を持ち込むことが禁止されていた。それが段階的に解除され、現在のように往来自由になったのは04年である。若い人はもちろん、年配者でも...

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寺脇研「今週のイチ推し!」関ヶ原は家康VS秀頼だった 目から鱗の日本史10の争乱

 書名を見て、日本における喧嘩の歴史を扱う本、と早とちりしそうだが、そうではない。日本史に残る戦いや争いの数々を引き起こした原因を、兄弟、仲間といった喧嘩を鍵にして探っていくのだ。  舞台は鎌倉時代...

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寺脇研が選ぶ「今週のイチ推し!」いろいろと考えさせられる時代と共に変わる車内マナー

 本書の前置きにあたる部分で告白しているように、著者自身もリュックを背負っていて「バッグが当たっているんだよ!」と怒声を浴びたことがあるらしい。  しかし、公共交通など現代都市のインフラについて社会...

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寺脇研が選ぶ「今週のイチ推し!」女優じゃダメですか? 抱腹絶倒、日常エッセイ!

 文中では「ムロイ」の室井滋という女優は、誰しもご存知だろう。  40年以上にわたって映画、テレビで活躍してきた。映画評論家として、早稲田大学在学中に出演した学生映画「ビハインド」(78年)以来、ず...

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寺脇研が選ぶ「今週のイチ推し!」「笑点」の一之輔は仮の姿!? 若きエースの素顔に迫る

「落語の人」つまり落語家、春風亭一之輔に惚れ込んだ著者によるこのノンフィクションは、異色の導入部から始まる。「はじめに ~長い言い訳~」と題した本題に入る前の文章が、なんと30ページにも及ぶのである。...

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