「世界のホンダ」は過大評価?本田圭佑のデビュー戦に現地メディアが激辛評価

 オランダのフィテッセに加入した元日本代表MF本田圭佑が、11月24日開催のエールディビジ第14節スパルタ・ロッテルダム戦で先発出場を飾っている。

 SNSを駆使した巧みな“就活ツイート“によって、恩師レオニド・スルツキー率いるフィテッセへの電撃加入を実現させた本田は、敵地で行われた同試合に4-2-3-1のトップ下としてスタメンに名を連ねると、81分までプレー。しかし、チームは0-2で敗れ、4試合ぶりの勝利をもたらすことはできなかった。自身を“いまだにアジアでのトッププレーヤーの1人“とアピールしていた本田だが、試合後には「私は決して神ではない」とも話し、現地のファン、そしてオランダメディアからも“過大評価である“との厳しい見方が出始めている。

「4-2-3-1のトップ下というポジションは本田が全盛期の頃から最も得意としている配置であり、33歳となって運動量が落ちている本田にとっては最適な役割なはずですが、蓋を開けてみれば大きな変化をもたらすことはできず、拍子抜けといった声が多数ですね。もちろん加入したばかりでチームメイトとのコンビネーションが確立されていないのは確かなのですが、オランダメディアからは次々に“期待外れ“といった評価が聞こえ、地元メディア『De Gelderlander』が実施した“ホンダの存在は過大評価だと思うか?“とのアンケートでは、実に80%のファンが“YES“と回答するなど、早くも逆風が吹き始めていますね」(スポーツライター)

 無所属の状態が続き、186日ぶりの実戦だったことを踏まえれば、やや厳しい評価であるとも思えるが、それだけ“世界のホンダ“に対する期待値が高いということだろう。
 
 日本のサポーターからは「フィテッセはチームの救世主になる事を本田に期待してたわけだから、正しい反応じゃないの」「キレが無いし、落胆する気持ちもわかる」などとこちらも辛口評価が多く、今後はこれらの手厳しい意見を一気に裏切るほどのスーパープレーを見せてもらいたいところだが、果たして…?

(木村慎吾)

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