稲葉監督にも八つ当たり?「五輪野球のチケットが高すぎる」の悲鳴

 東京五輪の野球競技、チケットは1枚6万7500円。

 五輪の一般チケットの価格が発表され、あまりの高額設定に野球ファンが悲鳴をあげている。野球競技(決勝戦)は「A席6万7500円、B席5万4000円、C席3万円、D席1万円」と、他競技に比べて高額な設定となった。

「全体的に高めの設定となった印象は否めません。競泳が男女ともA席10万8000円、陸上競技は13万円、サッカーもA席が野球と同じ6万7500円となりましたが、B席以降は3万円、1万5000円、9800円となっているので、確実に多めの観客動員数が見込める野球が”標的”にされたようですね」(体協詰め記者)

 開会式は30万円(A席)だ。

 野球・ソフトボールのメイン会場は横浜スタジアムだが、福島あづま球場もIOC追加承認を得ている。震災復興の目的からして、侍ジャパンの試合は福島に集中するだろう。

「東京ドームの巨人戦のネット裏S指定席が6200円だから、10倍強の値段設定。高すぎて、応援に行けないとボヤく野球ファンも出始めましたね」(前出・体協詰め記者)

 オリンピックという大舞台で希少価値がついていることは分かる。しかし、近年のプロ野球観戦者は“遠征”を楽しむ傾向も見られるという。カープ女子の影響だと思われるが、ご贔屓のチームが地方遠征する際、ビジターの三塁側チケットを買い、時間ギリギリまで粘って、最終電車へ駆け込んでいく強行観戦のグループもいる。もちろん、ホテルを押さえ、ゲームセットまで見届けるファンも少なくないが、プロ野球の地方遠征は地元ファンだけではなく、こうした熱心な長距離移動組にも支えられているのだ。今回の五輪野球の価格設定について、中には間違って、NPBに苦情を言ってくるファンもいたという。

 前大会のリオデジャネイロ五輪が開幕したころ、東京五輪の組織委員会は「開閉会式を含め、平均して7700円くらいになるように」と語っていたはずだが?

 野球・ソフトボールが追加競技に当選したのは「収益確保」のためではないだろうが…。

スポーツ