安倍昭恵夫人「膝丈ドレス」に続いて“非常識衣装”の指摘

 天皇陛下の即位を祝う「即位礼正殿の儀」では、膝丈に近い白いドレスで物議を醸した安倍晋三首相夫人の昭恵氏。確かにドレスコードに触れることはないのだが、アフリカ開発会議出席時の着回しという指摘もあり、祝賀を行う国の首相夫人が格落ちの衣装だったという印象を持たれてしまったのも否めない。

 饗宴の儀では着物を着て、汚名返上したようだったが…。

「実は昭恵夫人の着物こそが、日本の伝統のドレスコードに反すると指摘する声があるのです。昭恵さんの着物が紋入りの留袖ではなく、格下の訪問着だったことによります。本来であれば、天皇陛下のお祝いごとという第一級の儀式や宴ですから、色留袖が常識。それが訪問着ですからね。マナーをわかっていないと思われても仕方がありません」(女性誌記者)

 既婚女性の最上級礼装が黒留袖、色留袖はそれに準ずる格式の装い。つまり、訪問着は普段着と礼装の間の位置づけとなっている。色留袖と訪問着はどちらも華やかに見えるが、明らかな違いがあるという。

「色留袖は裾模様だけなのですが、訪問着は上半身、肩の部分から裾にわたるように柄が入っています。色留袖が荘厳、華美な印象な色目なのに対し、訪問着はパステル系のような淡い色目が使われます」(前出・女性誌記者)

 なんでもこの着物、この日のためだけに注文した、京都で140年続く京友禅の老舗が手がけたものだったのだとか。

 どんなに立派な仕立てでも、その場に相応しくなければこうして指摘されてしまうのだ。

(伊藤その子)

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