昨年10月に発売され、総カロリー1599kcal、総重量582gという圧倒的なボリュームで話題となったバーガーキングの超大型バーガー「デラマキシ ザ・ワンパウンダー」(単品価格:1990円)が、期間・数量限定で再登場した。《バーガーキングの最終兵器》とも呼ばれるこの一品を再び味わうチャンスが訪れたということで、さっそく食べに行ってみた。
直火焼き100%ビーフパティを4枚使用し、総重量が1パウンド(約453.6g)を超える「ワンパウンダーシリーズ」の中でも、この「デラマキシ ザ・ワンパウンダー」は、チェダーチーズスライス4枚とカリカリのベーコン4枚を加えた、まさに規格外の存在。バーガーキングによると、「旨さとボリュームの究極バランスを実現した」自信作とのことで、582gという重量は13インチのiPad Proと同等だけに、手に持った瞬間からその迫力が伝わってくる。
一口でかぶりつくのはなかなか難しいが、思い切って口を開けて食べてみると、4枚重ねのビーフパティの肉々しさが圧倒的。100%牛肉使用だけあって、肉本来の旨味がしっかりと感じられ、「とことんビーフを味わうバーガー」という印象だ。ただ、直火焼きで余分な脂が落ちているため、重さはあってもクドさはなく、意外と軽快に食べ進められる。
ベーコンもカリカリに焼かれており、スモーキーな香ばしさをプラス。さらに、トマト、タマネギ、レタス、ピクルスが加わることで、さっぱりとした食感と酸味が口の中をリフレッシュさせてくれる。味付けはマヨネーズソースとケチャップというシンプルな構成だが、チェダーチーズのコクが加わりつつ、ビーフの旨味を引き立てる絶妙なバランスに仕上がっている。
ビーフパティ4枚というインパクトに圧倒されつつも、意外とすんなり完食できた。ただ、肉の味わいが続くことで、記者の場合は後半にやや飽きを感じたのも事実。もし店内に味変アイテムが用意されていれば、さらに美味しく最後まで楽しめたかもしれない(テイクアウトで自分好みにアレンジするのもおすすめ)。また、飲み物なしで完食するのはかなり厳しいため、ドリンクのセット注文は必須だ。
とはいえ、これだけのボリュームを完食した達成感は格別。食べた証としてオリジナルステッカーももらえるので、このゴールデンウィーク中に「デラマキシ」登頂に挑戦してみてはいかがだろうか?
(小林洋三)