バーガーキングが再び“縦読み広告”でマクドナルドを挑発!

 2020年1月に惜しまれつつも22年の歴史に幕を下ろした「マクドナルド秋葉原昭和通り店」が今月1日、建て替えられた新たなビルの中に新装開店を果たした。新店舗は3フロアを使用するなど面積が2倍に拡大され、座席も70席増設されるなど大型化しているが、これに、かつて勝利宣言とも取れる縦読み広告を出した「バーガーキング秋葉原昭和通り店」が再び縦読み広告を投下し、大きな話題となっている。

「バーガーキング秋葉原昭和通り店は2年前にマクドナルド秋葉原昭和通り店が閉店した際、『22年間たくさんのハッピーをありがとう』というねぎらいの文章が書かれた垂れ幕を掲示したのですが、文章の左側の行を縦読みすると”私たちの勝チ”となっていることが発覚。実は勝利宣言をしていたとネット上で大バズりしました」(ネットライター)

 そして、今度はマクドナルド秋葉原昭和通り店がスケールアップして戻ってくると、早速、バーガーキング秋葉原昭和通り店は「私たちの価値」という前回の縦読み”私たちの勝チ”を思い起こさせるタイトルの垂れ幕を掲示。今度は文章の左側ではなく右側を縦読みしてみると、“店のデカさよりもだいじなこと。”と再びマクドナルドを挑発するような言葉が隠されていたのだった。

「ただ、前回の縦読みに比べると、かなり煽りがマイルドになっている印象ですね。アメリカではファーストフードチェーンのシェア2位であるマクドナルドに対して3位のバーガーキングが煽りの効いた攻撃的な広告を出すのが一種の名物となっていますが、日本では相手を蔑むような広告には馴染みがありませんから。前回、“私たちの勝チ”という縦読みが発覚した際には批判的な意見も多く、バーガーキングの担当者は『news every.』(日本テレビ系)の取材に対し、『(縦読みは)偶然です』と火消しに走る事態にもなっていましたから、今回は“店のデカさよりもだいじなこと。”という、あまり当たり障りのない煽り文にしたのかもしれませんね」(フードライター)

 両者にはもう少し派手にやりあってほしい気もしないではないが…。

(小林洋三)

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