4月16日より、松本若菜主演の新ドラマ「Dr.アシュラ」(フジテレビ系)がスタートした。しかし放送直後から、SNSやネット掲示板には視聴者の辛辣な声が相次いでいる。
「『Dr.アシュラ』は、“どんな急患も断らず、必ず助ける”という信念を持つスゴ腕の救命医を描いた医療ドラマです。主人公の天才救命医・朱羅を松本若菜が演じ、その彼女を支える研修医・薬師寺役をAぇ! groupの佐野晶哉が務めています。原作は人気漫画ということもあり、放送前はドラマファンの間で高い注目を集めていました」(テレビ誌記者)
ところが放送後、SNSには厳しい声が飛び交い、とりわけ佐野演じる薬師寺のキャラクターや演技に対しては「研修医が普通にうるさすぎてちょっと受け付けない」「あれにOKを出した監督の感性を疑う」「話は面白いのに、研修医の演技が大袈裟すぎて音声ミュートにしようかと思った」と嫌悪感を示した人が多かったようだ。
佐野が演じる薬師寺は、救急科に配属されたばかりの“ポンコツ研修医”。第1話では、患者を前にしてパニックに陥る姿が何度も描かれた。
もっとも、佐野本人はドラマの制作発表会で「1話ではあまり“いい人”要素が出ていない、ただのポンコツ。でも2話以降で“いいヤツ”になっていくはず。成長を楽しみにしてほしいです」と語っており、今後“ビビりキャラ”からの脱却が期待されている。
しかし、視聴者が不安視しているのは、彼の演技だけではない。
「『Dr.アシュラ』の脚本を手がけているのは、新人脚本家の市東さやか氏です。彼女は2023年、森七菜と間宮祥太朗が共演した月9ドラマ『真夏のシンデレラ』(フジテレビ系)でも脚本を担当しましたが、当時は“展開がベタすぎる”“セリフが古臭い”といった理由でネット上で酷評されました。そのため今回も、『原作付きとはいえ、あの「真夏のシンデレラ」の人なので、まだ信用しきれないなあ』『“迷作”だった「真夏の~」の再来にならないといいけれど…』と警戒する声が上がっています。とはいえ、市東氏は看護師として病院に勤務していた経歴があるため、恋愛ドラマより医療ドラマと相性が良い可能性もあり、一部で“リベンジ”が期待されています」(前出・テレビ誌記者)
医療の現場を実際に知る脚本家が描く救命ドラマ。今後の展開で視聴者の信頼を取り戻すことができるだろうか。