追悼15年マイケル・ジャクソンの「没後収入」は大谷翔平の「生涯年俸」を上回っていた

 2009年6月25日にマイケル・ジャクソンがこの世を去ってから今年で15年を迎える。晩年までスキャンダルに見舞われ世間を騒がせたが、数々の名曲と素晴らしいパフォーマンス映像を遺し、今も世界中のファンから愛されている。

 そんな彼の元には亡くなった後も莫大なお金が入り続けており、22年公開の監査記録によると、他界後の収入は21年12月末時点で20億ドル(約3120億円)を超えていることが判明している。

 これがどれだけスゴいことか、日本が誇る大スターである大谷翔平選手と比較してみるとわかりやすい。彼の年俸はNPBの5年間で7億6500万円(入団契約金・出来高払い含む)、MLB移籍後はエンゼルス時代の6年の合計が54億円、そしてドジャースとの10年7億ドルの契約を合わせると40歳までの競技収入は約1160億円となる。また、米経済誌「フォーブス」によると、広告などの競技外収入が今季だけで6000万ドル(約93億円)あるといい、仮にそれを10年間維持したとしても大谷の生涯収入はマイケルの“没後収入”に遠く及ばないのだ。

「CDや音楽配信、ライブDVDなどの印税をはじめ、ブロードウェイで公開されている自伝ミュージカル『MJ』などマイケル関連の利権はあまりに巨大。ビジネスとしての規模はビートルズを上回るほどです」(音楽ライター)

 また2025年には、「ジャクソン5」時代から青年期までを描いた自伝映画『Michael』の公開が控えている。18年に世界中で大ヒットしたクイーンの自伝映画『ボヘミアン・ラプソディ』を手がけたグレアム・キングがプロデューサーを務めており、同作を上回るヒットが期待されている。

「映画効果で来年は再びマイケル・ブームになる可能性が高い。さらに多くの収入を得ることになるはずです」(同)

 MLBでもっとも稼ぐプレーヤーとなった大谷だが、それでも音楽界の“キング・オブ・ポップ”はレベルが違うようだ。

エンタメ