クレカで決済できないケースも…大阪万博に新たな「キャッシュレス問題」が急浮上!

 海外パビリオンの建設遅延や、会場内の高価格グルメなど、様々な問題が指摘される中、いよいよ大阪・関西万博が開幕を迎えようとしている。

 だが、そんな状況下でダメ押しの懸念材料として浮上しているのが「キャッシュレス問題」だ。万博会場内は全面的なキャッシュレス決済となっており、現金はいっさい使用できない。万博オリジナルキャッシュレス機能の「ミャクペ!」が準備されるほか、QRコード、顔認証決済なども一部では導入される予定だが、不慣れな人はクレジットカードを使うしかない。

 だが、カードを使う場合は「暗証番号」を確認しておく必要がある。4月1日からは、店舗でICチップ付きのカードで決済する場合、原則として暗証番号の入力が必須となるからだ。

「これまでは、例えばレストランなどで決済する時、クレジットカードを店員に預けた後、席やレジで『サイン』して完了でした。4月1日からは、セキュリティ強化のため、サインによる本人認証が廃止され、暗証番号の入力が必須化されます。これは万博会場に限ったことではありませんが、暗証番号を忘れた場合はカードの利用ができなくなってしまうのです。とはいえ、この改訂の施行日が開幕(4月13日)の直前ということもあり、改訂を知らない人などによる『なぜサインじゃダメのか!』といったトラブルも危惧されていますね」(ITライター)

  ちなみに、暗証番号を忘れてしまった場合は、カード会社のアプリや会員専用サイトで確認するか、または郵送での手続きが必要になり、郵送の場合は数日から10日ほどかかる。

 電子マネーの使用や顔認証決済などできない、という人は、今から余裕を持ってクレカの暗証番号を確認しておいたほうがよいかもしれない。

(ケン高田)

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