元手タダ“家ゴミ→お宝化”計画(61)6万5000円で売れた「ボタン」とは

最近、太ったせいか、ズボンのボタンがちぎれてしまった。女房に付け替えを依頼したところ、

「どれが、ちょうどいいかしら‥‥」

と裁縫箱から無数のボタンを出してきた。夫のモノはドンドン捨てるくせに、いつ必要になるかわからんボタンなんぞを大事に保管しているとは…。こっそり捨ててやろうか。

「いや、もったいないですよ。ハンドメイドで洋服を作る人たちにしてみると、珍しいボタンは大枚をはたいても欲しいものらしく、ヤフオクで高値をつけることもあるんですから」

とは、ヤフオクウオッチャー氏。本当だろうか。念のためにヤフオクで検索。すると、ボタンに6万5000円も出している人を発見した。閉店した手芸品店の売れ残りということで、ボタンが40箱以上。中のボタンの数はマチマチのようだが、女房のコレクションでは太刀打ちできないほど大量である。

「数も大事ですが、ハンドメイドをする人たちですから、どこにでもあるボタンではダメ。人気があるボタンはヨーロッパのアンティーク。もしくは、くるみボタンと呼ばれるもので、表面が布や皮で覆われた、デザインの凝ったものです」(ウオッチャー氏)

確かに、くるみボタンは数個でも1000円の値をつけている。しかも、我が家の裁縫箱にもあった。でも、次にボタンが取れた時に付け替えてくれなくなっても困る。売り飛ばすのはやめておくか‥‥。

マネー