明治の人気アイスが販売休止!原因の「JANコード誤認識」ってどういうこと

 大手食品会社の明治は12月19日、「明治チョコレートアイスパフェ185ml」を一時販売休止にすると発表した。

 商品を識別するための「JANコード」が誤認識され、バーコードをスキャンした際に、「明治ブルガリアヨーグルト」の商品名と価格がレシートに表記されてしまう事例が確認されたという。同社では誤った表記のレシートを対応窓口に送付すれば、商品代金の差額を返金するとしている。

「JANコードの誤認識」とはあまり聞かないトラブルだが、SNS上では《印刷ミスで読み取りエラーが出たのではないか》と予想する声も上がっている。

 そんな中、一部の識者から《バーコードの「8」の線を太くすると「2」になる》という指摘が寄せられ、注目を集めている。ITジャーナリストが解説する。

「チョコレートアイスパフェ185mlのJANコードは『4902705036888』、一方のブルガリアヨーグルトは『4902705036222』です。コードは黒線2本と白線2本で数字1つを表すのですが、2と8は同じ太さの線が並ぶため判別が難しい。対策として最後の桁でチェックをしているのですが、2つの商品は上の桁が全く同じため、誤って判別されてしまった可能性はあります」

 今後の対策として考えられるのはJANコードの変更だが、対応には時間がかかるという。チョコレートアイスパフェの愛好者はしばらく我慢を余儀なくされそうだ。

(ケン高田)

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