まさかこんな物までが売り物にされるとは…。
11月14日はバーチャルYouTuber・星街すいせいの、全国ツアーの初日公演日だった。会場のさいたまスーパーアリーナには約1万5000人のファンが訪れ、ペンライトを振りながら歓声を上げた。ライブイベントでは紙吹雪が降り注ぐ演出もあり、ファンの間で話題になったが、その「紙吹雪の一部」がフリマアプリで売りに出されていることがわかったのである。
出品された「メルカリ」を実際に見てみると、「星街すいせい 星形紙吹雪 埼玉スーパーアリーナ SSA にて入手しました」「アリーナ最前ブロック付近にしか落ちて来ず、それでもほとんど数がなかったため、とてもレアなものになります」などという商品説明とともに出品されており、中には5万円もの高値が付けられているケースもあった。エンタメ誌ライターが語る。
「星街すいせいは、『永遠の18歳の高校生アイドル』という設定のVTuberで、ファンからは『すいちゃん』と呼ばれ、絶大な人気を誇っています。売られている星形の紙吹雪は、会場に100枚程度降り落ちたものの1つのようで、表面には『あきらめなかったからみんなに会えた!!あきらめなくてよかった!!今日は本当にありがとう』と記されています。ファンサービスの一環として配られたものですが、すぐさま高額で売られたことに怒っているファンもいます」
SNSでは《万札が降り注ぐライブか。売るヤツも買うヤツもどうなの》《メッセージあるのに売るとは本当にファンなのか》《スパチャ代稼ぎかな。マジでしょーもな》などと非難囂々だ。
星街すいせいはライブ後、2018年にデビューしてから目標に掲げてきた日本武道館でのライブを来年2月1日に開催することを発表した。せっかくの武道館ライブだ。お宝目当てで足を運ぶ輩が出てこないことを祈りたい。
(ケン高田)