10月27日の衆院選投票日に向け各党の街頭演説が熱を帯びているが、そんな中で自民党の小泉進次郎氏による有権者への猛烈アピールがSNSで話題になっている。
小泉氏は19日午後、埼玉県4区から立候補した穂坂泰氏の応援弁士として朝霞駅南口に出現。駅前は小泉氏を一目見ようと大勢の市民が集まり、ちょっとしたお祭り状態になった。そんな中、小泉氏は黒のミニバンの後部座席から身を乗り出し、手を振り声援に応えていた。
ところが、この様子を見ていた一部のネットユーザーが「明らかな道路交通法違反」と指摘。SNS上では、法的に問題があるのではないかと疑問視されている。沿道から撮影されたネット上の動画を見ると、確かに後部座席から身を乗り出す小泉氏はシートベルトを装着していないのだが、本当に問題はないのだろうか。
「選挙カーはもちろん『自動車』ですから、本来であれば後部座席もシートベルトの着用義務があります。しかし選挙運動中の選挙カーでは、顔を出して有権者に手を振る場合もあり、『免除規定』によって不問とされています。ただし、上半身全てを窓から乗り出したり、窓枠に座るような『箱乗り』はアウト。違反すれば5万円以下の罰金が科せられます。もっとも現実は、大きな危険性がない限り警察も見て見ぬふりをすることがほとんどです」(交通ジャーナリスト)
ただ、衆院選にあたっての自民党の公約パンフレットには、いの一番に「ルールを守る」と明記されているだけに、ネット上では「ルール違反では」とイジられまくっている。
(ケン高田)