まだまだ夏の暑さが残る中、ワークマンの「着る断熱材」爆売れしている。
「着る断熱材」とは、特殊断熱シートと吸光発熱わたを組み合わせた外部環境を無効化する「X Shelter」という新素材で、ようするに内側の熱の漏れを防ぎながら外の光を熱に変えて、衣服内の快適温度を保つというシロモノだ。ワークマンがマイナス10℃以下の冷凍庫で実験したところ、衣服の表面は非常に低温になったものの、衣服内は快適な温度に保たれたという。まさに“着るシェルター”だ。
ワークマンではこの素材を使用した「断熱ジャケット」「断熱ベスト」「断熱パンツ」「防水防寒スーツ」など8種類の商品の予約を8月26日から9月6日まで受け付けたが、瞬く間に予約上限に達し、現在は「入荷通知リクエスト」状態になっている。
「着る断熱材を使用した商品は他にも、『ムービングシュラフ』や、レディースの『防水ウォームアウター』がありますが、いずれも予約受付は終了。4日間で2万点が完売しました。オンラインストアでの通常販売は未定ですが、入荷通知リクエストに登録すれば通常販売が行われた場合、購入することができます。実店舗では、9月中旬よりワークマン全業態で順次発売開始予定となっていますが、ここでも争奪戦が繰り広げられるのは必至でしょう」(アウトドア誌編集者)
今年はエルニーニョ現象で秋の深まりは遅くなる可能性が高いが、本格的な冬に入ると厳しい寒さになると予想されている。北風が吹く前にワークマンに出かけた折にはいチェックしておいて損はないはずだ。
(ケン高田)