悪評の選手村とは無縁…バスケ米男子ドリームチーム「滞在費23億円」の異次元

 パリ五輪の選手村の評判が芳しくない。ラグビー7人制男子の日本代表選手が選手村で窃盗被害に遭い、他の国・地域の選手団でも窃盗被害が相次いでいるという。またパリ五輪は地球温暖化対策を看板に掲げており、選手村食堂も地産地消にこだわり野菜中心の料理を重視。しかしこれがアダとなり、食事についての不満が伝えられている。

「卵や肉などのたんぱく質の不足が指摘され、同じ時間に選手が殺到して長い時間待たされるとの苦情も出ているようす。そのため選手村を出て、ホテル等に滞在先を変更する選手が相次いでいるとのこと」(スポーツライター)

 そんな選手村のゴタゴタとは最初から無縁なのが、男子バスケットボール米国代表だ。

 全員がNBAのスター選手で彼らの年俸総額は約800億円。ドリームチームだけに厳重なセキュリティーが必要で、選手村には入らず超高級ホテル800室を貸し切り。そこに選手団、監督・コーチ、家族、関係者が入る。

「バスケのチームだけで滞在費約23億円だとか。現地警備会社と契約、特別メニューの食事、国務省からの資金提供もあるとか。ちなみに米バスケ男子代表はいつも豪華ホテルに滞在しますが、2004年のアテネ五輪、16年のリオ五輪では豪華客船を借りて宿泊しています」(同)

 異次元の豪華さだ。

(鈴木十朗)

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