「ひるおび」本人不在でも“モリハラ”発動、立川志らくに批判の声

 兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑が話題になる中、TBS系の情報番組「ひるおび」視聴者の間で問題視されているのが“モリハラ問題”だ。

「番組では、気象予報会社ウェザーマップ代表の森朗氏が気象コーナーを担当し、スタジオで解説を務めているのですが、桜の開花予想や梅雨入りなどをめぐって予報を外すたびに司会者の恵俊彰にイジられるのはおなじみの光景。最近では、他のコメンテーターも便乗する動きも見られます」(メディア誌ライター)

 そんな中、「お休みでもモリハラされるとは…」「森さんテレビ見てなきゃいいけど…」などと心配の声が挙がったのは、7月15日放送回。森氏が出演していないにもかかわらず、“モリハラ”が発動したという。この日は森氏にかわってウェザーマップの矢澤剛氏が出演。梅雨明けの時期について、「木曜日(18日)頃には梅雨明け、関東甲信するんじゃないかな、と思ってはいるんですが…」と述べて、気象庁が発表している「信頼度」について解説。17日はいちばん低い「Cランク」、18日は「B」、そして20日も「C」になっていることから「この先も天気予報がコロコロと変わっていく可能性もありますので場合によっては伸びる可能性も出て来そうです」と説明した。

 そこで恵が「EとかDもなかったでしたっけ?」と質問。矢澤氏は「それはウェザーマップの予想で…」と返し、恵は「あ、そうか、それは森さんところの会社の…」「気象庁はない? Cがいちばん低いんですって」と、気象庁とウェザーマップが発表する信頼度の違いを知って納得した様子だった。

 その後、矢澤氏は16日以降の高気圧の動きを説明。太平洋を渡って、湿った空気を日本列島に運んでくることから、蒸し暑くなり、急な雷雨が発生しやすくなるという。そのため、18日から22日までの予報には晴れマークがついているが、信頼度が「C」となっていると解説した。

 ここでコメンテーターで落語家の立川志らくが「森さんよりわかりやすいですね」とコメントすると、スタジオは笑いに包まれ、恵は「なんてことを言うんですか」とツッコミを入れて、「森さんもちゃんと教えてくれてるじゃないですか。矢澤さんは丁寧ですもんね」と矢澤氏を評価していた。

「同じウェザーマップ社の人間とはいえ、『森さんよりわかりやすい』と比較するのは、いささか可哀そうな気がします。案の定、SNSユーザーからは『通報レベル』『モリハラ辞めろ』と批判の声が殺到していました。森朗さんが番組内で出題するクイズを楽しみにしている視聴者は、毎回、モリハラが発動するたびに心を痛めているようです」(メディア誌ライター)

 梅雨明けの後は猛暑が予想されることもあって、番組にはストレスフリーな天気解説を心がけてほしい。

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