7年後のW杯のため!?なでしこジャパンがパリ五輪でメダルを狙う「もう1つの理由」

 パリ五輪に向けたサッカー女子日本代表の国内最後の親善試合が7月13日に石川県金沢市で行われ、ガーナ代表相手に4-0で勝利した。2011年W杯優勝メンバーの最後の1人である熊谷紗希は、「なでしこは国際大会できちんと結果を出さないといけないんです。覚悟と責任をもっていきたい」と、主将らしい気合いの入ったコメントを述べた。

 だが、このところのなでしこジャパンは、W杯での世界一や、ロンドン五輪で銀メダルを獲得した時の勢いはなく、長期低迷中と言っていいほどの体たらくだ。

 リオデジャネイロ五輪ではアジア予選で敗退。東京五輪ではホームの地の利も活かせず、メダルには届かなかった。13日の試合も、スコアだけを見れば4-0だが、前半23分に相手のレッドカードで数的有利になったものの打開できず、固い守備に苦戦した。テレビ解説した元日本代表主将の沢穂希氏も、「勝つには勝ったけど、メダル獲得に向けてやることがたくさんある」とコメントしている。

「なでしこは、バレーやバスケットなど他の女子のボール競技と比べても五輪前の盛り上がりは高くありません。それだけに、日本サッカー協会(JFA)にとって女子のメダル獲得は至上命題でもあります。それというのも、4月に就任した宮本恒靖会長は、2031年の女子W杯を日本に招致することを会長就任のマニュフェストに掲げていますからね」(夕刊紙記者)

 4月からスタートした宮本体制にとっては初の五輪出場になる。その場でなでしこジャパンがメダルに届かなければ、各国に向けたW杯招致活動に水をさす状況になるのだ。

「2031年には女子サッカーの強豪国である米国がメキシコと組んで立候補することが確実になりました。すでに31年大会の日本招致は土俵際なんです」(前出担当記者)

 グループリーグの初戦は7月25日(現地時間)。相手は世界ランク1位のスペインだ。初陣を白星で飾ってスタートしたいものだが…。

(小田龍司)

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