世界が注目!デンマーク政府の「ブルダック炒め麺」辛すぎてリコール騒動

 デンマーク政府が韓国食品メーカー・三養食品「ブルダック炒め麺」が辛すぎるという理由でリコールしたことが、世界中で大きな話題となっている。

「デンマーク獣医食品庁は『核ブルダック炒め麺激辛3倍』『核ブルダック炒め麺激辛2倍』『ブルダック炒め湯麺』の3商品に対し、1袋あたりのカプサイシンの含有量が非常に高く、急性中毒を起こす危険性があると説明。購入者に購入店で返品するか、廃棄するよう呼びかけています。一方、三養食品側は辛すぎることが原因でのリコールは初めてだといい、これまでデンマーク以外で食の安全性が指摘されたこともないことから、リーコルへの対応は慎重に進めていく考えを示しています」(社会部記者)

 ブルダック炒め麺シリーズは2012年に誕生したが、14年にイギリス人YouTuberが激辛チャレンジ動画で食べたことから真似をする人が急増。アメリカでは売り切れ店が続出して入手困難になるほどの人気ぶりで、韓国の今年4月のラーメン輸出額は1億859万ドル(約1470億ウォン)を記録して過去最高となったが、それも同シリーズの海外での人気が牽引したとされている。

「ブルダックは日本でも大人気なので、デンマークでリコールされたけど食べても大丈夫か心配な方もいると思いますが、常識の範囲の分量を食べるのであれば、基本的には問題ないと言えるでしょう。これまで同商品を食べて健康被害を起こしたという報告はありませんし、デンマークで急性中毒になった人がいるとの情報もありません。そのため、韓国では《フェラーリも早すぎて人が死ぬ可能性があるからリコールするべき》といった皮肉の声もあがっています。しかし、一度に大量に食べたり長期間に渡って食べ続けたりすれば、健康に害を及ぼすことも当然あるでしょう。デンマーク政府は、あくまで自国の基準で厳しい対応をしたと思われます」(フリージャーナリスト)

 デンマークのリコールによって三養食品は大打撃を受けたと思いきや、リコール騒動のおかげでGoogleでの検索が過去最多となり、回収されるほど辛いラーメンに対する関心は高まっているようだ。

(小林洋三)

※写真=デンマーク獣医食品庁ウェブサイトより

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