日清食品が3月20日に発売した「日清焼そばU.F.O.ポックンミョン 濃い濃い韓国風甘辛カルボ」のカップ麺とインスタント袋麺のパッケージデザインなどが、韓国の三養食品が販売する「カルボナーラブルダック炒め麺」のパクリではないかとネット上で物議を醸している。
「両商品はどちらも炒め麺(ポックンミョン)で、辛味のあるカルボナーラ味という点が共通しています。しかし、何より似ているのはパッケージ。日清のポックンミョンは背景色がピンクで、左側にキャラクターが描かれ、赤いハングル文字で商品名が入っており、構成がカルボナーラブルダック炒め麺とウリふたつなのです。ポックンミョンは発売と同時にネット上で類似性が指摘されていて、ブルダックとのコラボ商品だと思っていた人もいたほどです」(フードライター)
このことは韓国でも「盗作疑惑」として波紋を呼び、韓国紙「中央日報」によれば、三養食品側も事実を認識しており「法的措置の対応を検討していた」との関係者のコメントを掲載している。ただ、製品名は大きく異なり、商標権だけでは対応しにくいことから、今後は法的措置以外の様々な対策を模索していくという。
「日清食品は、広告などでもたびたび炎上マーケティングとも思われるようなギリギリのラインを攻めたことをやっています。今回の商品もJ-CASTニュースの取材に対し、『関係法令を遵守して製品の開発やマーケティング施策を展開しております』と、狙ってやっていると思わせる発言をしていますからね。こうしたやり方は確かに話題となりますが、一歩間違えれば大きな批判を呼ぶことにもなりかねないので、やりすぎには十分注意が必要だと思います」(マーケティングアナリスト)
ネット上では《日清食品、恥ずかし過ぎる》といった意見がある一方、《両方食べたけど日清のほうが美味しい》などという感想も上がるなど、大いにバズっていた。
となると、やはり日清食品の思惑通り!?
(小林洋三)
*写真はイメージです