玉川徹「バイクはほとんど空冷」発言でにわか知識を露呈

 大胆なコメントでこれまで何度も炎上しているテレビ朝日の玉川徹氏がまたしてもトンデモ発言を繰り出し、視聴者の批判を浴びている。

 問題になったのは9月25日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)。この日の放送は原発処理水の海洋放出問題を取り上げたのだが、その中で玉川氏は原子力発電を空冷にすればいいというアイデアを披露。続けて「車のエンジンはほとんど水冷です。でもちょっと前のポルシェは空気で冷やす空冷。オートバイもほとんどは今も空冷です」と解説した。

 これに一部視聴者が反応。玉川氏に対して「あまりにも無知」との声が上がったのだ。

「今のオートバイはほとんどが”水冷”です。2017年に『EURO4』と呼ばれる排出ガス規制がEU加盟国で実施されました。この規制をクリアするのは効率の悪い空冷エンジンでは難しく、空冷は軒並み廃止され、水冷エンジンに移行しています。あのハーレーダビッドソンですら、2001年には水冷エンジン搭載モデルを発売しています。ハーレーの最新エンジン『ミルウォーキーエイト』は一応、空冷となっていますが、実際は油冷と言ってもいい。バイクはほとんどが空冷とは、いったいいつの時代なんでしょうか」(モータージャーナリスト)

 さらに言えば、ポルシェ911が空冷エンジンから水冷エンジンに切り替わったのは1997年のこと。「ちょっと前」ではない。

「思い込みや勘違いなのかもしれませんが、コメンテーターたるもの、事実に基づいて発言するべきでしょう。ましてや今回の話題は、国家的問題にかかわるもの。バイクや自動車の技術動向もよく知らないのに、原発に応用せよとはあきれますね」(報道関係者)

 玉川氏には、しっかり事実確認してから公共の電波に乗せるよう促したい。

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