一斉摘発の都内性サービス店が人気を集めていた在籍嬢の「目印」

 6月17日、警視庁は都内に派遣型性サービス店グループの経営者、男性従業員の計23人を売春防止法違反(周旋)の疑いで逮捕。こうした店舗数の多い都内の性サービス店の摘発は珍しいことではないが、今回の件は業界関係者だけでなく利用する男性客の間でもかなりの動揺が走っているという。

 昨年、大久保公園周辺(新宿区)でウリをしていた女性を摘発した際、彼女たちの中にこの店で働いていた者がおり、情報を得た警視庁は内偵捜査を開始。ただし、同店は愛好家の間では本来禁止のはずの“超濃厚プレー”ができる店として有名だったという。

「在籍嬢の全員がしてくれるわけではなかったですが、OKの子が多かったですね。店もそれをウリにしており、客からの問い合わせにも『最後までできます』などと匂わせていました」(夕刊紙記者)

 しかも、店舗ホームページの在籍嬢のプロフィールには、特定の印が入っている女性と入っていない女性がいて、その有無で客は誰が対応嬢かを判別できたという。

 実は、今回摘発された店のように、表向き濃厚サービスはない店でこのような表記を使うケースは少ないが、浴室系性サービス店では以前から行われていた手法。こちらはそもそも超濃厚プレーができるが、印アリの場合はゴムナシのサイン。そのため、業界からは「今後、このような表記の仕方ができなくなる」と警戒する関係者は多い。

「半ば黙認のような形でしたが、今後はNGになる可能性が十分考えられます。店側も当局から目を付けられたくはありませんから」(同)

 しかし、性サービス店側が素直に引き下がることは考えにくいという。

「これまでと違う方法で見極められるようにするからです。実際、プロフィール写真の枠の色、女の子のポーズや格好などがサインになっているケースもあります。他にも女の子が投稿する日記に匂わせコメントをするように指示する店もあると聞きます」(同)

 結局、あの手この手を考える店側と取り締まる側のいたちごっこは今後も続きそうだ。

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