ゴキブリ退治できない派が急増で悪徳駆除業者まで大繁殖!トラブル回避の方法は

 最近ではゴキブリを自分で退治できない若者が急増しているとか。それが影響してかいま、高額な料金を請求する悪徳駆除業者も大繁殖中で、トラブルに注意するよう国民生活センターも注意喚起を行っている。

 同センターによると、2023年度は前年度と比較してゴキブリやハチ、ネズミなどの害虫・害獣駆除に関する相談がおよそ1.5倍の2290件にまで急増。中でも契約当事者が10~20歳代だった相談は552件で、前年度の約2.6倍になったという。しかも、この552件のうちの8割がゴキブリ駆除に関するトラブルだったそうで、ここからも最近の若者がゴキブリに対処できなくなっていることが分かる。

「昔に比べ家でゴキブリを見たことがないという若者も多く、一人暮らしをしてから初めて対面したことでパニックとなり、よく調べないままサイト経由で駆除業者を呼びトラブルになるケースも多いという。数百円程度から駆除をしてくれるという業者に電話したところいきなり1万円に引き上げられ、最終的に10数万円請求される事例もあるそうです」(ライフライター)

 水回りのトラブルと同様、害虫・害獣の駆除はなかなか自分で対処するのは難しいため、高額な料金をふっかけてくる悪徳業者が多いということだ。

「ただ、ゴキブリに関しては他のハチやネズミなどに比べれば比較的対応はしやすい部分もあります。ゴキブリは25℃を超えると活発に活動をしはじめるので、今の時期くらいから部屋の掃除を頻繁にして、ゴキブリの餌となるホコリやカビ、髪の毛などが残らないように清潔にし、殺虫効果のあるスプレー剤を常備しておくこと。それでもゴキブリを目撃してしまい、自分では対処できない場合は業者を呼ぶのもひとつの手ではありますが、必ず事前に相見積もりを行い、作業に入る前にもう一度料金を確認。作業後に追加料金を請求された場合はすぐには支払わず、警察に相談することをおすすめします」(害虫駆除に詳しいライター)

 ゴキブリ一匹退治するために高額な料金を取られないよう、十分に注意しよう。

(小林洋三)

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