吉本興業とヴェンゲル監督が「契約締結」で名古屋ファンが大ラブコール!

 吉本興業株式会社が9月22日、ヨーロッパサッカー界の巨匠・アーセン・ヴェンゲル監督と国内でのマネジメント契約を締結したと発表した。

 お笑いを専門とするプロダクションとして知られる吉本だが、元日本代表の井原正巳や川崎フロンターレのFW齋藤学ともマネジメント契約を結んでおり、過去には音楽プロデューサーの小室哲哉が所属していた時期もあるなど、実は幅広いジャンルの著名人を抱える芸能事務所だ。

 そんな“笑いとエンタメの総合商社”である吉本が今回契約を結んだのは、1996年から2018年までの22年間にわたってイングランドプレミアリーグの強豪アーセナルを指揮したヴェンゲル監督で、サッカーファンの間ではその存在を知らぬ者はいない“超ビッグ”な名将である。

「かつてJリーグの名古屋グランパスを指揮した経験のあるヴェンゲルは親日家としても知られ、選手やファンを大事にする監督です。また、10代の若手選手をトップレベルの舞台で積極的に起用して、ワールドクラスのプレーヤーへと育て上げる手腕も突出しており、アーセナルでは元フランス代表のティエリ・アンリや元スペイン代表のセスク・ファブレガスといったレジェンドを輩出しています」(テレビ誌ライター)

 今後は日本での活動も徐々に増えていく可能性の高いヴェンゲル氏には、早くもファンから“とある要望”が殺到しているようだ。

「実は1995年にヴェンゲル監督が指揮した名古屋グランパスが今、成績不振によって風間八宏監督を解任するなど大ピンチの状況に陥っているんです。開幕前から多額の強化費用を捻出して複数のトッププレーヤーを招いたにもかかわらず、現在は残留争いに巻き込まれていることから、グランパスサポーターからは『名古屋の監督のポジションが空いてます。ぜひ、もう一度』『まじで名古屋に帰ってきてほしい』『偶然とは言え、グランパスが揺れてる時期の報道。何か縁があるのでしょうね』との声が溢れています。この超大物監督が名古屋に就任すれば、地元ファンだけでなく日本中が盛り上がることは必至ですが、さすがに実現の可能性は低そうです」(テレビ誌ライター)

 とはいえ、たしかに古巣のピンチの只中に吉本興業との締結が決まるとは、やはりヴェンゲルと名古屋グランパスには何らかの特別な縁があるのかもしれない。

(木村慎吾)

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