2019年入社の新人女子アナが、続々とレギュラー登用され始めている。8月に「モヤモヤさま〜ず2」(テレビ東京系)の4代目アシスタントに抜擢された田中瞳アナは、その明るいキャラクターで早くもファンを増やしている。フジテレビの藤本万梨乃アナは9月30日から「めざましテレビ」のフィールドキャスターを務めることが決定。日本テレビの杉原凜アナは情報番組「ZIP!」に10月から登場する。
そしてタレント性溢れるアナウンサーを多数輩出するTBSでは、期待の新人・若林有子アナが9月30日にスタートする新情報番組「グッとラック!」のアシスタントに起用。9月24日に番組会見の様子が各メディアで公開され、若林アナはメインMCの立川志らくに関して「(家族や友達には)『意外と怖くないよ』って今は答えている」とのエピソードを明かしている。
その若林アナは、中高でアメリカに留学した帰国子女。大阪市立大の在学時には週刊朝日の表紙に出演したり、オーディションに合格してアナウンサー事務所のセント・フォースに所属するなど華々しい経歴を誇り、アイドルアナとしてのポテンシャルは高い。だが彼女の抜擢は、朝の顔として育てたいTBSの目論見通りにはいかないとの声もあるという。芸能記者がささやく。
「今年入社の新人アナの中では、入社と同時に4月から『モーニングショー』(テレビ朝日系)のアシスタントを務めている斎藤ちはるアナが一頭地を抜いている。当初はアイドルグループ・乃木坂46の出身という経歴ばかりが注目されたものの、最近はそのホンワカした雰囲気で番組に欠かせない存在となっています。その成功例を目にしたTBSが、今年入社の女子アナ3人の中から若林アナに白羽の矢を立てたのかもしれませんが、若林アナが斎藤アナのように活躍できるかと言えば、相当ハードルが高いと言わざるを得ません」
ただ若林アナは大学生時代の華々しい経歴で分かるように、ルックス面では決して斎藤アナに負けていない。セント・フォース所属の実績からテレビには慣れており、しかもこの半年は研修に専念していたため、準備は万端のはずだ。それでも懸念されるのはなぜなのか。
「斎藤アナの魅力は顔立ちもさることながら、玉川徹氏らクセのあるコメンテーターに対しても物怖じすることなく、普段通りの態度で接することができるハートの強さにあります。それは乃木坂46の握手会で無数の男性ファンを相手にしてきた経験に加え、父親が著名なアメフト選手で幼いころから会場にも連れていかれ、大人の男性の中にいることに慣れているからでしょう。それに対して若林アナは自ら『喜怒哀楽がはっきりしている』と語るなど、いかにも現代風の帰国子女ですから、そんな彼女が一言居士のMC立川志らくの発言を受け流しながら、自らも個性を発揮するという芸当は至難の業でしょう」
ともあれ若林アナには、番組でハートを折られないように頑張ってほしいものだ。