ホテル8万室でもキャパオーバー!? 大阪万博で「ホテル難民」続出か

 来年4月13日~10月13日まで開催される「大阪・関西万博」。4月に読売新聞が行った世論調査では「関心がない」が69%を占め、開催の賛否を問う朝日新聞の世論調査では「反対」が45%で賛成(47%)とほぼ同数という歓迎ムードとは程遠い状況だ。

 だが、国際博覧会は5年に一度開催される世界的なビッグイベント。コロナ禍の影響で21年に延期開催となった前回のドバイ万博の入場者数は2300万人を記録。大阪・関西万博では2820万人という想定来場者数が挙げられており、開催期間中のホテル不足が懸念されている。

「現在、大阪市内のビジネスホテルは488施設、総部屋数は6万7366室(※24年4月時点)です。今年度開業するホテルの分を合わせると約7万室で、大阪府全体でも8万室を少し超える程度になります。しかし、そのほとんどがシングル、ダブル、ツインの1~2人のため、キャパオーバーになることはほぼ避けられないと思われます」(旅行誌編集者)

 ちなみにその煽りをもっとも受けそうなのが出張のビジネスマン。仕事の場合、直前にならないとスケジュールが決まらないことが多い。万博期間中に観光客が大阪に殺到することを考えれば、どのホテルも満室という展開は容易に想像がつく。

「コロナ前の19年、大阪府内のホテルの月稼働率は80%前後で推移していましたが、おそらくこれを超えるでしょう。しかも、大阪の場合は周辺の京都や奈良、神戸も人気観光地のため、万博期間中はこれらの地域もいつも以上に混雑するはず。おまけに宿泊費の高騰も予想されるため、出張ビジネスマンが宿泊先を確保できないという“ホテル難民”が問題視されている現在の東京より大変なことになるかもしれません」(同)

 日帰りで対応できるならいいが、そうはいかない場合もある。ホテルを確保できず、ネットカフェで夜を明かすなんて事態にならなければいいが…。

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