大阪・関西万博ボランティア2万人突破も…ユニフォームに大きな課題

 大阪府の吉村洋文知事が4月22日、Xを更新。2025年開催の大阪・関西万博をサポートするボランティアのユニフォームが発表されたことをポストした。

 吉村氏はXで「万博ボランティアのユニフォーム発表」と報告し、ユニフォームの発表会を報じたテレビのニュース番組の動画を添付。ボランティアは目標の2万人を超え、4月19日時点で2万2799名の応募があったことも伝えた。

 ボランティアのユニフォームは、日本国際博覧会協会(万博協会)が委託した事業者がデザインを検討し、万博のシニアアドバイザーでデザイナーのコシノジュンコ氏が監修した。ユニフォームは、会場内で活動するボランティアは紺とグレー、会場外で活動するボランティアは紺と黄色の配色。それぞれTシャツ、ベスト、帽子、ポーチの4つがセットになっており、万博のロゴや公式マスコットキャラクターのミャクミャクなどがあしらわれている。

 万博閉会後は、ボランティアは記念としてユニフォームを受け取ることができる。〝お宝ユニフォーム〟として価値は上がりそうだ。ただ、「大阪・関西万博ボランティア募集要項」によると、「活動にあたり提供・貸与された物品について、インターネットオークションなどでの転売する等」の行為は固く禁止されている。

「東京五輪・パラリンピックのボランティアに支給されたユニフォームなどがインターネットのオークションサイトや、フリーマーケットアプリに相次いで出品され、問題となりました。ポロシャツ1着が1万円以上で売却されていたケースもありました。大阪・関西万博のユニフォームはコシノジュンコ氏が監修しただけあり、ネット上の評価も上々。閉会後、高値をつけてオークションなどに出品する人が続出するかもしれません」(週刊誌記者)

 吉村氏はルール違反の転売を防げるか。閉会後も大きな課題になりそうだ。

(石田英明)

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