7月18日に開催された「2025年大阪・関西万博 開幕1000日前イベント」で、同博覧会のテーマから「いのちの輝きくん」として親しまれている公式キャラクターの愛称が「ミャクミャク」に決定したが、これに微妙な反応が飛び交っている。
キャラクターの愛称は4月26日から5月16日まで公募され、3万3197作品の応募があり、2名から応募があった「ミャクミャク」に決定したという。最優秀賞を受賞した1人は「今まで『脈々』と受け継がれてきた私たち人間のDNA、知恵と技術、歴史や文化。変幻自在なキャラクターは更にあらゆる可能性をその身に宿して、私たち人間の素晴らしさをこれからも『脈々』と未来に受け継いでいってくれるはず」と命名した理由をコメント。共に発案したもう1人の受賞者は「赤色と青色が動脈と静脈を連想させたため。また、万博のテーマである、人類文明のつながりや、国際的なつながりを、『脈』という言葉で表せられると思った」としている。
しかし、もともとこのキャラクターには「イマイチ」とする評価が多かったことから、ネット上では《正直に言わせてもらえば、どんな名前を付けても微妙》《名前がもったいない。見た目がなかなかグロテスクだからな》《本当にこのままでいいのか?手遅れになる前に見直した方がいい》などの意見も見られた。
「感じ方は人それぞれですが、3月にキャラクターデザインが決まった時点で、すでに『怖い』という指摘が多く上がっていましたからね。ただ、前回の大阪万博のシンボルとなった『太陽の塔』も当初は《見た目が気持ち悪い》《子供が見たら泣く》など散々な言われようでしたが、今なお万博の象徴として多くの人に愛される存在になりました。奈良県のマスコットキャラクター『せんとくん』や北京オリンピックの大会マスコット『ビンドゥンドゥン』も当初は酷評されていたにもかかわらず愛されるキャラクターになりましたから、『ミャクミャク』にも今後、どんどん愛着が湧いてくるのかもしれませんよ」(フリーライター)
脈々と愛されるキャラクターになることができるだろうか?
(小林洋三)